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Here I am, Here we are ― 「ハヤテのごとく!」同人編総括【ナギ編】

 冬コミです!

 [C85]コミックマーケット85 むんくろ♪読本2013

 サークル「むんくろ」の新刊に「きんいろモザイク」に関するコラムを寄稿しております! よろしくお願いします!

 さてさて久々のハヤテ記事でございます。
 ついに同人編が終了ということで、総括という名の終盤の感想です。まずは【ナギ編】です。【ルカ編】も多分あります。たぶん。


情熱は伝わる



 お嬢さまは、かつて完膚なきまでに敗北した。

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 このカラーを見たのがいつのことだったか、もはや思い出せませんけど。これはナギが現実を知り、同人誌と出会って立ち直り、けれど道を踏み外した末に至ったひとつの結末。同人誌を売るために様々な策略を巡らせ、大切なことを見失っていたナギの、再起への道程。

 千桜に連れられ訪れた東京ビッグサイトで、ナギはルカにリベンジを誓いました。2ヶ月後の夏コミで必ずルカを越えてみせると。

 夏コミへ向けての同人誌のアイデアは、西沢さんのアドバイスを参考にしながら生まれたもの。この世から消えてしまいたくなるような挫折を味わい、それでもそれを受け入れて頑張る少女の物語。死んでしまい、あと49日で成仏する幽霊となった少女が、50日後にあるアニメの最終回を見るためにがんばるお話。

「そのアニメを好きという彼女の切実な願いが…最後にきっと奇跡を起こす!! そういう物語…!!」

 願いとは、すなわち本気の想い。
 これはすなわち、ナギが初めて参加した同人誌即売会で言っていた言葉と繋がります。

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 情熱。
 自分が好きなものに対して、どれだけ本気になれるか。人生を賭けられるか。そうした熱い想いはきっと伝わるのだという思いがナギの根底にあって、だからこそ同人誌即売会でナギは奮い立った。

「情熱は伝わる。必死の想いは伝わる…!」

 これは、そうであってほしいという願い。
 この願いは、きっとまんがに限った話ではありません。ハヤテを賭けたルカとの同人誌対決。そこでナギの情熱が伝わるのか。まんがに対して、そしてハヤテに対しての情熱を込めた同人誌を作り上げるため、ナギは頑張らなくてはならないのです。


勝負の意味



 北海道に行ったり京都に行ったりしながら、ようやくナギは同人誌の構想をまとめます。そうして渾身のネームが出来上がり、これでハヤテを自分の実力で取り戻せると思っていた矢先。ナギはルカを後ろからそっと抱くハヤテの姿を目撃します。それはどれほどの衝撃だったのか。

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 決着はもうついているのかもしれない。
 ハヤテの台詞の真意はいずれ明らかになるわけですが、ナギは当然そんなことは知らず。更にハヤテは、ルカのためにしてあげたいことがあるからと執事をお休みしている。ハヤテを賭けた勝負に臨む大切な時期に。そうなれば思考がネガティブスパイラルに陥るのも無理はなく。

「過去でも未来でも、僕が君を守るよ」

 そんなかつてのハヤテの言葉が、空虚に通りすぎていく。ハヤテがルカを好きならば、私の頑張りは誰も喜ばない。勝つ見込みも、意味もない。
 だからナギはそこで立ち止まり、諦めてしまう。脳裏にちらつくハヤテがルカを抱きしめているシーンを拭い去り、乗り越える強さはナギにはなかった。まだ、この時は。


 ……ハヤテのナギへの想い、GW編ラストでアテネに語ったようなことというのは、実はナギは知らないんですよね。だからナギはハヤテがいなくなるとどうしようもなく不安になるし、また戻ってくることを信じられない。

 ハヤテが執事であるというのはナギのひとつの拠り所で、現状それが二人の関係性だから、ナギはそこにしか頼れない。執事という関係性が揺らぐような事態になるとどうしても「ハヤテが私の側にいるのは(私が好きだからではなく)私の執事だからだし、大切に想ってくれているのも(一人の女としてではなく)主としてなのだ」と思ってしまう。

 現時点のナギから見てハヤテは

(1)借金があるから → 執事をやっている
(2)執事をやっているから → 私の側にいる + 他の人と付き合わない

 わけで。ナギは不安になったとき、ハヤテとの今の関係性は左辺の前提があるからこそだと思ってしまう。今回の勝負で負けると(1)が成立しなくなり、すると(2)もなくなり、ルカと結婚し去ってしまうと思っている。
 
 これらの問題について、劇場版は(1)を否定する話だったわけですが、(2)は現状では肯定されています。だから今回を乗り越えたとしても、いずれナギは向き合わなければならないのでしょう。ハヤテが誰かを好きになるのなら、その相手は誰なのか。ブリトニーちゃんは、どちらを選ぶのか。


ナギが主人公になる日



 マリアさんは言いました。ナギは「これと決めたらアクセル全開、けど途中で大破して全部台無し」を繰り返す子。そしてナギがくじけた時に慰めるのは自分の役割だと。勝負を投げ出すナギを見て、今回もマリアさんはいつものことだと慰めようとします。それを止めたのは千桜でした。

 ルカに勝つためのアイデアとして、37巻1話で「主人公補正」の話をしたナギ達。その話を取り上げた上で、千桜は言います。

「主人公っていうのはなぁ、どんな逆境に襲われ、ひざは折れ、拳は砕けようとも――絶対に、あきらめたりはしないんだ!!」

 主人公たる条件は、諦めないこと。
 京都でナギは言いました。これまで努力して何かを勝ち取る必要がなかった。だからどう頑張っていいのかわからない。

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 何かを必死で成し遂げるということの難しさに、ナギは初めて向き合っています。思えば同人誌対決が決まってからも、ナギのやる気は長くは続きませんでした。どれだけ追い込まれても、努力の仕方がわからない。

「これは誰かに強制された勝負じゃない!! お前が言い出し、お前がやると決めた勝負だろ!!」

 伊勢の神様は、一人では頑張れない時に、それでも頑張るから見守っててください、と祈る神様だといいます。
 けれどナギは一人じゃない。支えてくれる人がいる。ナギを奮い立たせ、もし道を踏み外しかけているなら、引き戻してくれる仲間がいる。

「そんなものさえ投げ出す奴に主人公補正なんかあるか!! 勝負目前に疲れたからって簡単にあきらめる奴が…!! 一体、何に…!! なれるっていうんだ!!」

 特別な何かになりたいのだと、少女は言った。
 三千院家に生まれて今の自分がある。お金には困らず、一流の教育を受けてきたナギは、努力するまでもなく望んだものは手に入った。それがひどく退屈だった。自分にしか成し遂げられないことなど何もなかった。

 だからこそ、三千院ナギは。

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 自分で選び、掴み取った何かになりたかった。
 自分の力で人を魅了していた、あのルカのように。

 だからナギは自分の力で逆境を乗り越えなければならない。神様のようだと憧れた人すらも越えて、自分の力で「何か」を成し遂げるために。求めているものは、きっとそこにあると思うから。

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 その日ナギは、マリアさんの予想を越えた。今までマリアさんが見てきた展開の繰り返しから、千桜が引っ張り上げた。この瞬間こそが、同人編におけるナギの「成長」の瞬間だったのでしょう。同時にこの瞬間は、マリアさんの物語の始まりでもあるわけですが、それについてはまた別の機会に。

 31巻6話と39巻9話のタイトルはどちらも「特別な何か」
 これがミスによるタイトルかぶりなのか意図的なものなのかは分かりませんが、31巻6話で「普通の人とは違う」という意味での「特別」になりたがっていたナギが、39巻9話で「特別」を自分の力で掴み取ろうとするのは良い流れです。諦めずに戦い抜いたこの瞬間、ナギはようやく「人生の主人公」になれたのでしょう。

 千桜が声を張り上げ、ナギがそれに応えて同人誌を完成させるまでのシーンこそ、この同人編のナギパートの真髄。ナギの挫折と、それを乗り越えた成長。かけがえのない仲間を得て、マリアさんの手を離れて歩き出す「自立」の物語。それがナギにとっての同人編だったと言えるでしょう。
 BGMは某クラナドなアフターより、「時を刻む唄」だそうですよ


求めていたもの



 そうして出来上がった、自分のすべての力を出し切った同人誌。
 「霊魂30days炎」
 アニメ3期でタイトルだけは出ていましたが、ついにそのタイトルが登場です。困難から逃げずにやりきった満足感を携えて、ナギは決戦の舞台、東京ビッグサイトへと赴きます。泣いても笑っても、この勝負が終われば、どちらかがハヤテを失うことになる。

 緊張とともに開場する夏コミ。そんなナギの前に表れたのは真泉でした。あの同人誌即売会の舞台で、流行を押さえていないとルカの同人誌を批判した真泉。熱い魂がこもっていれば面白いまんがは描けるのだとナギは反論し、それを証明するために二人の同人誌対決が決まった。このやり取りこそが、ナギが同人の世界に足を踏み入れるきっかけでもありました。結局真泉が新刊を落とし、同人誌対決はお流れになったわけですが……。

 そんな真泉はナギの同人誌を読んで、一言。

「相変わらず、下手くそなまんがだ。だがいいまんがだ。面白い」

 それは真泉がナギを認めた瞬間。たった200円のコピー本に込めたナギの熱い魂が伝わった。ナギはあの日の自分の言葉を、情熱が伝わるということを自分の手で証明してみせたのです。

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 あとはもう、夢中だった。ただただ本が売れるのが嬉しかった。
 自分のすべての想いを込めた同人誌を手にとって、読んでもらえる嬉しさ。あの日ルカの同人誌を買ってもらったときに感じた喜びの、その何倍もの喜びを噛み締めながら。

 ルカが立っていたあのステージとは違うけれど。
 今のナギにとってここは、間違いなく輝くステージだった。
 すべてが報われる瞬間、いつまでも続け。
 ナギはついに、求めていた何かを手に入れたのです。
 

 だから。
 訪れた「負け」という現実を、それでも受け入れた。

 かけがえのない存在であるハヤテを失うという受け入れがたい事実を、自分のすべてを出し切った全力の勝負の果てに、ナギは受け入れた。
 この勝負の結果を、求めていた何かを手に入れたこの輝くステージを、冒涜するわけにはいかなかったから。

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「おめでとうルカ。勝ったのはお前だ。」

 この台詞を言えることが、ナギの成長の何よりの証明。
 かけがえのないことを学ばせてくれたライバルに感謝して。

「ありがとう。ハヤテのこと…よろしくな。」

 かけがえのない存在である、ハヤテを託した。


未来への約束



 あとはまあエピローグというか。実はルカの本が一冊残っていたのでナギの勝ちとなり、ルカは敗因を言います。

「想いの…差かな? 一冊分だけ、ナギの情熱が私を上回ったってことよ。」

 情熱とは、あの日ナギが同人誌即売会で言った言葉。自信をなくしていたルカは、同人誌を褒めてくれたナギのその言葉に救われたのでした。この展開を踏まえて【ナギ編】として締めくくるならば、ナギの「必死の想い」がルカに伝わったということなのでしょう。

 ルカは同人活動を休止し、10年間はアイドル活動に専念するといいます。
 だから10年後、売れっ子漫画家になって待ってて、と。
 ナギはその言葉を聞いて、叫びます。

「待ってなんかやらない!! ここから十年、私は今回のような努力を重ね、足橋先生以上の漫画家になってお前なんか――!!」

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「背中も見えないほど…!! 引き離してやる!!」

 それはあの日ビッグサイトで「突き放してやる!!」と言ったルカへの意趣返しか。そう言ってナギは、アイドルに専念すると言ったルカを激励します。

 その後、MAXコーヒーを飲みながら三人は約束を交わします。このMAXコーヒーは21巻1話で描かれていたもの。ずっと二人を手伝い支えてきた千桜にとっても、一生縁のない話だと思っていた「みんなで何かする」という出来事を体験できた、思い出深い大切なイベントだったと言えるでしょう。
 誰にとっても、仲間とともに駆け抜けた、大切な夏。

 10年後、ナギとルカが再び全力で勝負し、千桜がそれを手伝う。
 未来への大切な約束が、交わされた日でした。


 そして最後に。
 ルカとのやり取りを終え、落ち込んでいるハヤテの前に表れた息の根コロリちゃん。知らない方は「それが声優!」を読みましょう。
 そんなコロリちゃんは、ハヤテにとっておきのプレゼントを渡します。それはクチャッとしたらくがきの描かれた、1枚のサイン色紙。将来一兆部売る伝説の漫画家が、はじめて描いたサイン色紙。

 今は何の価値もない落書きであるそれをハヤテに渡し。
 いつかそれを必ず輝かせてみせることを、心の中で誓ったナギは。

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 夢へと向かい、一歩ずつ進んでいく。


あとがき



 同人編総括【ナギ編】でした。めっちゃ長い記事になってしまった。
 こうして振り返ってみればナギの成長パートとかめっちゃ面白いんですが、そこに辿り着くまでがとにかく長かったなあと。この記事書くのに27巻から振り返ってるんだぜ……。
 でも終盤はとても良かったし、ナギの同人への挑戦の締めくくりとして、あのラストは完璧だったと思います。

 次は同人誌編総括【ルカ編】ですが、このパターンはうちのブログ的には後編がアップされないフラグ。1月中に書けたら、いいな……。


| ハヤテのごとく! | 18:30 | comments:2 | trackbacks:0 | EDIT

モバゲーで「ハヤテのごとく!」が始まったので遊んでみたよ!

 始まったらしいのですよ、モバゲーで。ハヤテが。
 その名も「ハヤテのごとく! CARD BATTLERS」

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 ハヤテブロガーとしてはやはり遊んでみなければなるまい、ということでちょっと遊んでみました! まだチュートリアル直後くらいまでですが、いざ、モバゲーハヤテの世界へ!

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| ハヤテのごとく! | 01:39 | comments:1 | trackbacks:0 | EDIT

そして季節は夏へ進む - 「ハヤテのごとく!」33巻

 ハヤテのごとく! 33 (少年サンデーコミックス)

 そんな訳で「ハヤテのごとく!」の33巻が発売されました。表紙のマリアさんが目印です。色っぽいですね!
 めくって中扉は32巻に引続きゆっきゅん。星とか月とかに祈っている様子? これ単体だとどのようなシーンなのかはわからないですね。

 4コマ漫画はどちらもこの巻の内容に関係したお話。伊澄とお母様のやり取りはそもそも伊澄はなぜiPod nanoを持っているのだろうか。スマホとかは連絡を取れるようにするという目的があるだろうけども……。ヒナギクとハヤテのやり取りは、まあこうやって反省してもまた同じことが繰り返されるのだろうなあ。

 カバー下。新アニメ。映りません。以上。

 ……ニコニコの来期アニメ配信がまだ発表されていないので、そっちに期待しています。33巻の裏表紙もですが「美しく大切な毎日」=この作品が日々の積み重ねであることを強調しているように感じますね。


 それでは気を取り直して本編振り返り。話数対応は自分で作った話数変換スクリプトを使ってます!(宣伝

第350話「学校の思い出とかあんまない」
 カユラが登校する話。白皇学院の路面電車は確かアニメ1期のサンキュースパッツ回あたりで出ていたような気もしますが、漫画では初登場。今後もほとんど使われることはなさそうですね……。

第351話「モテるためにはこういう事がサラッとできる必要があるとかないとか」
 いいんちょ誕生日回。いいんちょが大変可愛い。西沢さんといいんちょ、自分の誕生日をハヤテに気づいてもらえなかった時の対応の違いにキャラが出ていて面白いですね。いいんちょについては色々書きたいことがあるんですがなかなかまとまらず……。

第352話「病は気から。気を抜くと病気になるという意味」
「ハヤテのごとく!」連載再開によせて
 結局この巻の話は最後まで見ても王玉とかその辺は進んでいなかったりで、実に思わせぶりな扉絵だったのでした。34巻収録の話にご期待ください。

第353話「バカじゃなくなったからカゼをひく」
第354話「死亡フラグ。上がっているのはお前」
第355話「大きな経済的成功を得るために必要な情報を16ページでまとめるとこうなる」
第356話「三人寄ってもう~ん…どうなんやろ…?って三人で悩むだけ」

「ハヤテのごとく!」353話~356話雑感
 この辺りの感想は上の記事にまとめて。ちなみにカレンダー的には354話あたりから7月突入です。色々あるであろう夏が始まりますね!

第357話「サイクリング ヤッホー」
第358話「ぶっちゃけ根はドSなのです。あと絶対マネしちゃダメ!!」

「ハヤテのごとく!」357話~358話雑感
 ルカが自転車を練習する話。千桜のカンの鋭さもなかなかのものですね。

第359話「今でも将来どんな大人になるか迷う」
「ハヤテのごとく!」359話雑感&ライフセイバーズの話
 単行本収録にあたって西沢さんが「美海」という名前を出しています。連載時は西沢さんは「しっかりと将来を見据えている子もいる」と言っていて、美海と直接の知り合いでないようなニュアンスでしたが、ハヤテと同じクラスならば西沢さんともクラスメートなはずで、こちらのほうが自然ですね。
 あとは今後ライフセイバーズメンバーを出していくための準備をしているのかも。そのあたりの話は同人誌もぜひご覧ください。

第360話「幽霊の正体見たり、見なかったり」
「ハヤテのごとく!」360~361話雑感
 ヒナギクがハヤテの部屋で寝るまでの間に、「ちょっとハヤテ君の布団に横になってみようかしら。ちょっと横になるだけよ横になるだけ!」みたいな欲望とか葛藤とかそういうのがあったに違いない。


 そんな訳で33巻の感想でした。34巻も来月発売なので楽しみですね!
 最近ハヤテに関する話題は新アニメのものばかりですが、現実から目を背けて頑張っていこうと思います。ニコニコ配信やるなら最速3日以内くらいが理想ですね!!(ニコニコ配信はBSより速いんだぜ……)



| ハヤテのごとく! | 00:13 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」ルカの"大好き"が可愛すぎて悶絶した話

 久々の通常記事!
 まずは改めて告知ということで、夏コミ3日目にハヤテ本を頒布します!
 畑先生への直撃インタビューを筆頭に、本編をより楽しむための様々な企画を収録しています。夏コミでは是非3日目西は-04bまでお立ち寄りください。

 ハヤテのごとく!のお茶会

 詳細は上の特設サイトにて! よろしくお願いします!


 さてさて。ハヤテアニメ3期……ではなく新アニメ「ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」の情報が公開されましたね! 劇場版と同じような方法論で作られた、原作の未来を描くオリジナルストーリーとのことで期待が高まります。映るかどうか大変不安ですが。

 何というか非常に個性の強いキャラデザですが、劇場版しかり、動いたらきっと印象が変わるのではないでしょうか。アニメは動いてなんぼですしね。
 どうでもいいですが新アニメは「3期」ではなく「新アニメ」ということで、なんだか「iPad 3」ではなく「新しいiPad」、みたいな感じですね。本当どうでもいいですねすみません。


 それでは本編の話。最近やっていたシリーズ「ミステリールーム」からの流れとしては、王族の庭城とムラサキノヤカタの関係だったり、夜空が攻め込んできたりと色々と動きがありましたが、それよりもこのシリーズで言いたいことというのは!

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 ルカが超可愛かったよね!! ということなのです。

 恋愛に対し積極的な女子というのはたいへん可愛いものです。そしてアイドルの世界で日々頑張っているルカが恋を知り、そして積極的に動こうとするのがもうね、たまらんですよ。

 まずそもそもにして、ヒナギクに「ハヤテ君の事が好きなの?」と聞かれて、相手が本人ではないとはいえ、隠そうともせず堂々と笑顔で「大好き」と言えてしまうルカのヒロイン力の高さたるや。このド直球ストレートなハヤテ大好きっぷりにはヒナギクファンの自分もクラリときてしまいました。


 さて、まずは上のシーンに至るまでの最近のルカ関係の話題を振り返ってみましょう。

 夜空の暗躍により、事務所に同人誌のことがバレたルカ。マネージャーである集さんは漫画を描くのをやめろとルカに告げます。
 それはルカが漫画家としても成功すると思っているから。せっかく見つけた輝く才能を持つアイドルを手放さないために、集さんはルカに同人誌を描かせるわけにはいかないのです。

 ルカは両親の夢を叶えるためにアイドルを目指し、そして今は親の借金を返すためにアイドルをやっています。だからルカの夢というのはあくまで漫画家です。
 一方集さんは「ルカには最低でもあと10年はアイドルとして働いてもらわないといけない」と言っています。集さんのルカへの思い入れを見るに、「売れっ子を手放したくない」以上の理由があるのかもしれません。

 そんなこんなでルカはムラサキノヤカタに「家出」してきました。世間的には体調不良で2週間ほど入院していることになっています。これは事務所がルカが仕事を飛ばすことを見越して対処したものですが、つまりは2週間でこの問題を解決しなければなりません。

 劇場版ノベライズでは
この夏、ナギは初めてコミケでスペースを出したり、ライバルと同人誌売り上げ勝負をしたり、なかなかハードだったのである。(P.28)

 と書かれていることから、この夏ナギとルカは同人誌対決をしているはずですし、ルカも劇場版でライブをしていたことからアイドルに復帰しているはず。それまでにどういう経緯があったのか。

 この「ミステリールーム」は作中で7月13日の出来事であり、そこから2週間で7月27日。劇場版でライブをやっていた8月27日までジャスト1ヶ月なのがなんとなく気になりますね。
 1ヶ月後のライブを絶対に成功させることを約束して同人誌対決を許してもらう、みたいな流れもあったりするのかと思いつつ、それならナギたちは西沢さんのおばあちゃんちじゃなくてルカのライブ行けよという話である。

 ちなみに7月13日はBSによれば「ちょうどコミサン1ヶ月前」らしいですが、ビッグサイトでやるのも「コミサン」なのかしら。一応夏コミと略すことはできますが……。


 話を戻しまして。
 「家出」してきたルカが西沢さんに危機感を与え、その結果なんだか西沢さんまでアパートに住むことになり、いよいよひなた荘になりつつあるムラサキノヤカタ。
 それにしても西沢さんの鋭さは凄い、ヒナギクとは雲泥の差である。西沢さんがルカの気持ちを見抜き、ヒナギクが聞いてみた結果……冒頭で触れた「大好き」発言が飛び出してきたわけですね。

 そしてそんなラブコメ展開は新たな局面を迎えました。
 ルカが悩みがあるというので、ルカのハヤテへの気持ちを逸らすべく西沢さんがお悩み相談をした、その結果。

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「ハヤテ君、私が好きって告白したら…恋人になってくれるかなあ?」

 可愛すぎる。
 可愛すぎるやろおおおおおおおおごろごろごろ(悶え転がっている

 まあ元より「ハヤテ君が男だったら好きになってたと思う」とか本人に言ってたルカですからね。もう半分くらい告ってるようなもんではありましたが。とはいえ、そんなすぐには行動に移せないものですよ普通。

 ずっとアイドルを目指して頑張ってきて、そしてアイドルになってからも忙しく過ごしているルカ。

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 友達もあまりいなかったルカは、人を好きになるという気持ち、「恋」というものを初めて体験するのでしょう。だからこそ「好きになった人には告白するものだ」と思い、すぐ行動に移そうとした。あるいはかつて読んだ漫画の影響があったりするのかもしれませんが。

 西沢さんも一途にハヤテに恋していますが、それでもここまでアグレッシブに行動してはいませんでした。アグレッシブなルカちょうかわいい(語彙力貧弱)。なんか「恋人」という響きも新鮮でいいなあ、とか思いました。この展開の結末についてはまた別の機会に。


 さてさてルカにスポットを当てて最近の話を振り返ってみましたが、最近の話ではストーリー的にもだいぶ動いたのでした。
 ムラサキノヤカタの秘密とは。夜空の目的とは。そして姫神。これまでバラバラだった様々なピースが一つに繋がろうとしている雰囲気を感じます。そんな訳で次回はそういった話について考えていきたいと思います!


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| ハヤテのごとく! | 22:48 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

「ハヤテのごとく!」360~361話雑感

 ハヤテの本誌連載は休載を1週挟んでいるのに、なかなか最新号まで追いつかないこの感想記事シリーズ。最近ですと「DQM3D」とか買ってしまいまして、実はテリーは初体験なんだよなあとか思いつつ楽しくプレイしております。

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 それはさておき、「ハヤテのごとく!」の今やってるシリーズが面白いので早く記事も追いつこうということで、一話完結の方のざっくり感想などまとめていきます。


360話



 ヒナギクがめんつゆと麦茶を匂いで嗅ぎ分ける話(違
 めんつゆと麦茶を同じ容器に入れなければいいと思うんだ……。

 ヒナギクの幽霊話といえばやはり思い出すのは44~46話。ハヤテ相手に強気に出ていたあの頃のヒナギクが懐かしいレベルですが、惚れた弱みというやつでしょうか。そしてあの頃とは違うのは、ヒナギクは「木刀・正宗」と「白桜」を持っており、神父など一撃で倒せてしまう戦闘力が備わっているということ。神父も戦々恐々です。

 しかし神父の居場所に対するヒナギクの勘は本当に勘なのだろうか……アテネ(地名)でのアテネ(人名)との戦いを通じて、ヒナギクのスキルも色々パワーアップしているのかもしれません!

 そして執事たるもの、ホットミルクを一瞬で入れられなければなりません。この漫画における「執事」とはまあ秘密道具を持たないドラえもんのようなものだと言われていましたが、最初期に示された「執事」像として、咲夜の執事である巻田・国枝の境地に少しずつ近づいているのかも。なんか色々一瞬で準備するのがこの漫画の「執事」です。


361話



 マリアさんじゅうななさい。そんなお話。
 まあこの作品におけるメイドさんというのは母親のようなポジションですし、今回の話もマリアさんのナギへの優しさが見て取れてとても良い話なのですが、やっぱり17歳には見えない。加速世界で膨大な時間を過ごしてきたのかもしれません。話は逸れますが、アニメ版のニコちゃんは大変かわいいですね。サグ先生が反応するのも無理はありません。

 ハヤテは以前はマリアさんへとその気持のベクトルを向けていたわけですが、最近はそれがあまり見られなかったように思います。
 今回はそこへの理由付けなのか、「最近見慣れてきた」というコメントが。今のハヤテの恋愛感情はどっちへ向かっているのか。見慣れた上で、それでもマリアさんへ気持ちは向いているのか。気になるところですね。今後このあたりを軸に話を動かしてくれると、ラブコメスキーの血が騒ぐというものなのですが。ちなみに最近のラブコメでは断然「ニセコイ」推しです。


 というわけで次回から長編の記事を書いていきますよ!
 ドラクエに負けずに更新するよ!(この後ポケモンに攻めこまれますが)


| ハヤテのごとく! | 02:00 | comments:0 | trackbacks:0 | EDIT

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