「ハヤテのごとく!」この石が、ハヤテを苦しめるというのなら
世界樹の迷宮3と聞いて大興奮なう。
全職業一新と聞くと不安がなくもないですが、ファンとしてはやっぱり嬉しい。FF13の発売日が近づいてきたことへの興奮がそっちに持っていかれてしまった気がするくらいだぜ…。
そして今週の「ハヤテのごとく!」が面白かった…!
第252話は「ここから先の未来」。今週はガチ!自信を持って「面白かった」と言えるのはほんと久々な気がします。
全職業一新と聞くと不安がなくもないですが、ファンとしてはやっぱり嬉しい。FF13の発売日が近づいてきたことへの興奮がそっちに持っていかれてしまった気がするくらいだぜ…。
そして今週の「ハヤテのごとく!」が面白かった…!
第252話は「ここから先の未来」。今週はガチ!自信を持って「面白かった」と言えるのはほんと久々な気がします。
一人苦しむハヤテの元を訪れたナギ。
話はまず、ナギがプールに落とされたときハヤテがそれを助けなかったことから始まります。
それ自体はナギも本気で責めている訳ではないでしょうし、この軽口はおそらくハヤテを元気づけようとしてのもの。しかしハヤテは「執事失格」というワードに落ち込んでしまいます。今その執事は主の運命を握っているのだから、主を迷わず選び取れない時点で執事失格だと考えているのでしょう。
ナギは話を変えて、帝からもらった石を見せてくれと言います。絆の石。人と人との絆を試す、星の石。ナギはそんな会話から、ハヤテに本題を切り出します。

「ハヤテが苦しそうなのは…この石のせいか?」
もう既にこの切り出し方がやばい。良すぎる。
この落ち着いた雰囲気にメインヒロインとしての風格を感じてしまうレベル。
ナギは更に、慌てて答えようとするハヤテを制します。
「言葉は不完全だから。言葉にすれば誤解を生む。勘違いの元となる。」

「そうだろ?」
勘違いから始まった二人の関係。
この二人の関係は今も勘違いで結ばれています。ナギはそれに気づいていたのだろうか。この「そうだろ?」は何のことを言っているのか。爆弾は人知れず爆発していたのだろうか?
王玉は貴重品。三千院家の秘宝。世界にもういくつもないという、それだけで価値のあるもの。そしてその付加価値は、三千院家の遺産。もはや付加価値というレベルではありません。
しかしそれがハヤテを苦しめているというのなら、と。
ナギはあのクルミ割り機を取り出して…

王玉を、破壊した。
これがハヤテを苦しめているのなら、そんなものいらないと。
これが遺産そのものであることを知った上で、壊した。
まさかナギが壊してくるとは…この展開は予想してなかったです。
下田編では、ラーメン屋あたりのシーンで、「ナギは金が無ければ、一人の小さな女の子でしかない」ということが描かれていました。お金がないナギは、ただの一人の少女。行使できる力のほとんどを失う、無力な少女なのだということ。
しかし、ナギはそれでも、その金を放棄した。本気で取り乱し、金がどれだけナギを守っていたか力説するハヤテに対し、ナギは言います。
今まで金がナギを守っていてくれたのなら…

ここから先の未来は、お前が私を守ってくれ、と。
王玉は、遺産を相続するために必要なもの。
王玉は、ナギのお金に守られた生活を守るもの。
それを破壊することに不安がないと言えば嘘になるでしょう。けれどこれはナギからハヤテへの絶大な信頼の表れであり、決意の表明です。金が私を守ってくれなくなっても、お前が私を守ってくれればそれでいい。
下田編までのナギの想いというのは、「ハヤテがナギを好きである」という誤解に基づいての想いでした。
しかし下田編では、仮にそれが誤解であったとしても、ナギはハヤテのことが好きなのだということが描かれました。
そしてハヤテは、下田でナギを乗せた宇宙船が飛んでいったとき、自分にとってナギが大事な存在であることを再認識しています。そして紫子の墓前で、ナギのことはこれからも一生守っていくから、と誓いました。
そう考えると今回の暫定最終回は、下田編で半分埋まっていたピースのもう半分を埋めるときなのかもしれません。そう考えればあの下田編が暫定最終回でないことにも納得がいきます。
下田編は互いが互いへの想いを認識しなおす話。今回はその想いを相手に実際に示し、行動する話と解釈できるのではないでしょうか。
あの墓前でのハヤテの「ナギをずっと守っていく」という誓いを信じているからこそ、ナギは王玉を壊せたのだろうから。
ハヤテは、このナギの決意を受けて、どう判断し、どう行動するのか。ヒロインはその決意を見せた。ならばヒーローはそれに応えねばならない。
お金持ちとしての「三千院ナギ」ではなく。
一人の少女としての「三千院ナギ」に対して。
アテネ編クライマックス。続きます。
-----------------------------
いやあ今週は面白かったですね!
今週の展開というのは「ナギの決意」を見せられた形であって、ハヤテの選択ではありませんが、これに応える「ハヤテの決意」が次回描かれるはずで、非常に面白い展開となったのではないかと思います。アテネがらみも含めて、ハヤテの見せ場はここからでしょう。そんなあっさり終わるはずもなく、もう一山あるはず。
しかし「お金が無くても」という仮定の下での「ハヤテがいればいい」という展開になると思っていたら、ナギ自身が王玉を壊してくるというのは予想外。
けれどこれまでGW編であったような斜め上ではなく、今考えると十分あり得る展開でした。
今週、王玉が破壊され、二者択一の選択肢は事実上消えました。しかし、ナギは本当に遺産を失ってしまったのかというと、必ずしもそうではない。
帝が提示した遺産相続条件は「ハヤテの持つ王玉を壊すか奪うこと」でした。
「王玉を壊す」は遺産相続条件の一つ。
ハヤテの持つ王玉を壊したのはナギなのだから、ナギが遺産相続の権利を得ることになる。
いやあ、何で気づかなかったんだろうなあ。やられました。
これは結果的には、ハッピーエンドの可能性を秘めた「第4の選択肢」になっていると言えます。何一つ帝の提示した条件に違反せず、王玉を壊した後もナギが遺産相続の権利を持ち続けることになる。
これが抜け道だとナギが気づいているかどうか、というのは気になるところですが…気づいていないんじゃないかな。全部終わった後マリアさんが「王玉壊したのがナギなら、ナギが遺産相続できるんじゃありません?」的な会話をする展開と予想。マリアさんも遺産相続条件は知っていますし、帝への影響力もありそうですし。
それにしても今週の展開、「私を守る金がお前を苦しめるなら、そんな金は要らないから、お前が守ってくれ」って、実質的にはプロポーズみたいなもんじゃないか…。ナギ株の上がりっぷりが半端ないっす。
何はともあれ、今週の展開は面白かった!
間に1週間空いてしまうのが辛いですが、次回が楽しみです!
話はまず、ナギがプールに落とされたときハヤテがそれを助けなかったことから始まります。
それ自体はナギも本気で責めている訳ではないでしょうし、この軽口はおそらくハヤテを元気づけようとしてのもの。しかしハヤテは「執事失格」というワードに落ち込んでしまいます。今その執事は主の運命を握っているのだから、主を迷わず選び取れない時点で執事失格だと考えているのでしょう。
ナギは話を変えて、帝からもらった石を見せてくれと言います。絆の石。人と人との絆を試す、星の石。ナギはそんな会話から、ハヤテに本題を切り出します。

「ハヤテが苦しそうなのは…この石のせいか?」
もう既にこの切り出し方がやばい。良すぎる。
この落ち着いた雰囲気にメインヒロインとしての風格を感じてしまうレベル。
ナギは更に、慌てて答えようとするハヤテを制します。
「言葉は不完全だから。言葉にすれば誤解を生む。勘違いの元となる。」

「そうだろ?」
勘違いから始まった二人の関係。
この二人の関係は今も勘違いで結ばれています。ナギはそれに気づいていたのだろうか。この「そうだろ?」は何のことを言っているのか。爆弾は人知れず爆発していたのだろうか?
王玉は貴重品。三千院家の秘宝。世界にもういくつもないという、それだけで価値のあるもの。そしてその付加価値は、三千院家の遺産。もはや付加価値というレベルではありません。
しかしそれがハヤテを苦しめているというのなら、と。
ナギはあのクルミ割り機を取り出して…

王玉を、破壊した。
これがハヤテを苦しめているのなら、そんなものいらないと。
これが遺産そのものであることを知った上で、壊した。
まさかナギが壊してくるとは…この展開は予想してなかったです。
下田編では、ラーメン屋あたりのシーンで、「ナギは金が無ければ、一人の小さな女の子でしかない」ということが描かれていました。お金がないナギは、ただの一人の少女。行使できる力のほとんどを失う、無力な少女なのだということ。
しかし、ナギはそれでも、その金を放棄した。本気で取り乱し、金がどれだけナギを守っていたか力説するハヤテに対し、ナギは言います。
今まで金がナギを守っていてくれたのなら…

ここから先の未来は、お前が私を守ってくれ、と。
王玉は、遺産を相続するために必要なもの。
王玉は、ナギのお金に守られた生活を守るもの。
それを破壊することに不安がないと言えば嘘になるでしょう。けれどこれはナギからハヤテへの絶大な信頼の表れであり、決意の表明です。金が私を守ってくれなくなっても、お前が私を守ってくれればそれでいい。
下田編までのナギの想いというのは、「ハヤテがナギを好きである」という誤解に基づいての想いでした。
しかし下田編では、仮にそれが誤解であったとしても、ナギはハヤテのことが好きなのだということが描かれました。
そしてハヤテは、下田でナギを乗せた宇宙船が飛んでいったとき、自分にとってナギが大事な存在であることを再認識しています。そして紫子の墓前で、ナギのことはこれからも一生守っていくから、と誓いました。
そう考えると今回の暫定最終回は、下田編で半分埋まっていたピースのもう半分を埋めるときなのかもしれません。そう考えればあの下田編が暫定最終回でないことにも納得がいきます。
下田編は互いが互いへの想いを認識しなおす話。今回はその想いを相手に実際に示し、行動する話と解釈できるのではないでしょうか。
あの墓前でのハヤテの「ナギをずっと守っていく」という誓いを信じているからこそ、ナギは王玉を壊せたのだろうから。
ハヤテは、このナギの決意を受けて、どう判断し、どう行動するのか。ヒロインはその決意を見せた。ならばヒーローはそれに応えねばならない。
お金持ちとしての「三千院ナギ」ではなく。
一人の少女としての「三千院ナギ」に対して。
アテネ編クライマックス。続きます。
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いやあ今週は面白かったですね!
今週の展開というのは「ナギの決意」を見せられた形であって、ハヤテの選択ではありませんが、これに応える「ハヤテの決意」が次回描かれるはずで、非常に面白い展開となったのではないかと思います。アテネがらみも含めて、ハヤテの見せ場はここからでしょう。そんなあっさり終わるはずもなく、もう一山あるはず。
しかし「お金が無くても」という仮定の下での「ハヤテがいればいい」という展開になると思っていたら、ナギ自身が王玉を壊してくるというのは予想外。
けれどこれまでGW編であったような斜め上ではなく、今考えると十分あり得る展開でした。
今週、王玉が破壊され、二者択一の選択肢は事実上消えました。しかし、ナギは本当に遺産を失ってしまったのかというと、必ずしもそうではない。
帝が提示した遺産相続条件は「ハヤテの持つ王玉を壊すか奪うこと」でした。
「王玉を壊す」は遺産相続条件の一つ。
ハヤテの持つ王玉を壊したのはナギなのだから、ナギが遺産相続の権利を得ることになる。
いやあ、何で気づかなかったんだろうなあ。やられました。
これは結果的には、ハッピーエンドの可能性を秘めた「第4の選択肢」になっていると言えます。何一つ帝の提示した条件に違反せず、王玉を壊した後もナギが遺産相続の権利を持ち続けることになる。
これが抜け道だとナギが気づいているかどうか、というのは気になるところですが…気づいていないんじゃないかな。全部終わった後マリアさんが「王玉壊したのがナギなら、ナギが遺産相続できるんじゃありません?」的な会話をする展開と予想。マリアさんも遺産相続条件は知っていますし、帝への影響力もありそうですし。
それにしても今週の展開、「私を守る金がお前を苦しめるなら、そんな金は要らないから、お前が守ってくれ」って、実質的にはプロポーズみたいなもんじゃないか…。ナギ株の上がりっぷりが半端ないっす。
何はともあれ、今週の展開は面白かった!
間に1週間空いてしまうのが辛いですが、次回が楽しみです!
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| ハヤテのごとく! | 22:09 | comments:1 | trackbacks:2 | EDIT
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| | 2009/12/15 16:28 | | ≫ EDIT