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2008年を振り返る ~ライトノベル編~

 2008年振り返り記事第2弾。例年やっていた「出来事編」も一応書いたんですが、出すタイミングを逃してしまったのでどうしようかなと考えてます。来年になってから上げるかもしれません。

 第2弾はライトノベル編。「涼宮ハルヒ」シリーズくらいしかこれまで読んでこなかったラノベですが、今年は色々と読み漁りました。そのきっかけは「とある科学の超電磁砲」「とらドラ!」コミカライズ版でしたし、今年はラノベ関連のコミカライズの当たり年だったのではないかと思います。乱発されるとあれですけど。


◇5位:とある飛空士への追憶(犬村小六/森沢晴行)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫)

 上半期に非常に話題になっていた作品。ひと夏の恋と空戦の物語。
 話題になるだけあって、読んでみるとこれがまた面白い。思わず息を呑むほどに臨場感溢れる空戦シーン、身分の違いがありながらも育まれる恋心、非常に印象に残る感動のラストシーンなど、この一冊で綺麗にまとまった、素晴らしい物語が展開されています。
 来年2月には続編と思われる「とある飛空士への恋歌」が発売されるらしいですが、おそらく同じ世界での別の主人公の物語を描くのではないかと思います。この作品の続きをそのまま書くってことは考えにくいですし、書いたとしても「FF10-2」レベルに蛇足になると思うので…。


◇4位:AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~(田中ロミオ/mebae)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

 田中ロミオの学園ラブコメは、いわゆる邪気眼厨二病の方々と、学校生活におけるクラス内のヒエラルキーを描いた作品。出る杭は打たれるというように、強すぎる個性は叩かれる対象になります。ハルヒのような作品が無視してきた側面を描いたという点でも読んでおきたい作品かと。
 厨二病的な妄想をしたことがある人はもちろん、ない人でも途中までは読み進めるのが辛いかもしれませんが、その分後半部分は凄く面白いです。流石田中ロミオ、学園ラブコメと言っても一筋縄ではいかないぜ。ラスト一行の締め方は凄く好きですね。その前のオチ部分はともかく。
 オタクであることを隠し、「普通」であるためにはエネルギーが必要なんだよ。厨二病的な何かがある人もない人もきっと楽しめる作品だと思います。

田中ロミオの学園ラブコメ「AURA」は色々と流石でした


◇3位:化物語(西尾維新/VOFAN)

化物語(上) (講談社BOX)

 アニメ化も決定した「化物語」シリーズ。そのタイトル通り「怪異」とか出てきますが、読む前に想像しているような話では全然なくて、メインは間違いなく会話シーンの方。ほとんどのヒロインがボケキャラなので、テンポ良く非常に面白い掛け合いが展開されていきます。個人的なお気に入りキャラは八九寺真宵ですが、戦場ヶ原にも蕩れますね。
 挿絵も少なく、分厚いのでちょっと手を出しづらいシリーズではありますが、一度読み始めてしまえばあっという間にその会話の面白さにハマってしまうはず。
 講談社BOXということで装丁の割に値段が高いですが、その値段の高さを補って余りある面白さのあるシリーズだと思います。

テンポの良い会話シーンが面白い「化物語(上)」
アニメ化も頷ける抜群の面白さ「化物語(下)」
パンツから始まる化物語の前日譚「傷物語」


◇2位:とらドラ!(竹宮ゆゆこ/ヤス)

とらドラ!1

 今年出会えたラブコメの傑作。漫画、ラノベ、アニメと様々な媒体で人気の「とらドラ!」ですが、やはりラノベ原作が一番好きだなあ。初めてのライトノベルとしてもオススメです。
 ついニヤニヤしてしまうような展開もあれば、読んでいて辛くなるような展開もあって。でもページをめくる手が止まらない。コメディが入ってくるとはいえ、それでも「ラブ」を描くからには、それぞれの想いと想いがぶつかり合う苦しい展開は必然で、それを乗り越えてこそラブコメ。ラブコメというジャンルに限って言えば、今年のラブコメNo.1だと思います。
 本編の展開もいよいよ終わりが近付いてきた感じ。来年は「とらドラ・スピンオフ2!」が1月に、そして「とらドラ10!」が3月に発売です。このラブコメをどのような形でまとめるのか、まだまだ目が離せません!

こんなラブコメが読みたかったんだよ!「とらドラ!」
怒涛の展開に早くも次巻が待ちきれない「とらドラ8!」
この青春を駆け抜けろ。「とらドラ9!」感想


◇1位:さよならピアノソナタ(杉井光/植田亮)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

 1位はこれ一択。ラノベというか、漫画ラノベアニメゲーム全部ひっくるめての今年のナンバーワン作品はこの「さよならピアノソナタ」かなと。
 不器用な二人を、音楽が繋ぐ物語。言葉では伝わらないものを音楽が伝えてくれて、二人の距離は近付いていく。けれど、音楽ではなく、言葉で伝えなければならないこともやっぱりあって…というお話。ナオはめちゃくちゃヘタレだけど、まふまふめちゃくちゃ可愛い。まふー。 
 ピアノソナタというタイトルではありますが、どちらかというとバンドとしての展開がメインなので、ガールズバンドものとして捉えて良いかと。そしてそれが自分の好みにど真ん中ストライク。音楽経験が無くても十分すぎるほど楽しめる面白さがあると思います。
 完結してしまったのが寂しくもありますが、綺麗に終わって本当に良かった。文章で音楽を奏で、溢れんばかりのダイナミズムを生み出しているこの物語。2008年の当ブログ一押し作品です。是非。

僕の心を鷲掴みにするライトノベル「さよならピアノソナタ」
素晴らしい物語をありがとう。「さよならピアノソナタ4」


 こんな感じのランキングになりました。まあラノベを読み始めたのは今年ということで、まだまだメジャーどころしか押さえていない感じではありますが、それでも上に挙げた作品はどれもオススメです。来年も、まだ見ぬライトノベルの傑作を探していきたいと思います。

 あと、ランキングに入れてない作品でひとつ触れておきたいのが「Fate/Zero」

 Fate/Zero Vol.1 -第四次聖杯戦争秘話- (書籍)

 発売は一応去年だった気がするし、ラノベという感じでもない気がするのでランキングには入れてませんが、入れてたら2位か3位には間違いなく入る超オススメ小説。イスカンダルが素晴らしすぎてもう。「Fate/stay night」をプレイしたことのある人はもちろん、ない人でも楽しめると思います。まだ読んでいない方は是非。

 以上、振り返り記事第2弾、ライトノベルベスト5+1でした。次回は31日。

| 雑記 | 14:01 | comments:4 | trackbacks:0 | EDIT

COMMENT

 どうも、お久しぶりです。今年も更新楽しみにしていますよ。
折角なので、私の2008年のライトノベルTOP5を紹介します。
5位「SH@PPLE―しゃっぷる―/竹岡 葉月・ファンタジア文庫」
 2008年から始まった新シリーズながら、年4冊&ドラゴンマガジンで連載ありと勢いのある作品。名門女子学園に通う舞姫と、公立中学校に通う雪国が、お互いの利害の一致から学校交換生活を始めて、恋やドタバタ生活を……といった感じ。

4位「AKUMAで少女/わかつきひかる・HJ文庫」
 8月発売ので完結。全4巻なので手頃です。ゆり絵が偶然捕まえた、ぬいぐるみの姿をした悪魔にしたお願い(脅迫)が原因で、幼なじみの僚と入れ替わり。交換生活が始まりますが、最大の犠牲者は僚だったり。1・2巻は入れ替わり、3・4巻は女性化。作者がジュブナイトポルノ作家なので、エロ多し。キャラの!にてコミック版が連載中です。

3位「アスラクライン/三雲 岳斗・電撃文庫」
 以前にも勧めたことのある作品で現在11巻まで発売中。幼なじみの操緒の幽霊に取り憑かれた智春が高校入学直後から、怒涛の展開に巻き込まれていきます。現在電撃大王でコミック連載&アニメ化が決定しています。難しい用語が多く、登場人物も多いので、読み始め序盤はきついです。3巻を乗り切れば楽しめると思います。

2位「おと×まほ/白瀬 修・GA文庫」
 ある意味問題作。6巻まで出ていて、ドラマCDも発売になりました。イラストは「とらドラ!」と同じくヤスさん。フレックスコミックスでWebコミックが連載中ですので、内容はそちらで確認した方がいいかな?

1位「けんぷファー/築地 俊彦・MF文庫J」
 こちらも年4冊発売で現在9冊(~8 1/2巻)。コミックアライブでコミック版が連載中&コミック版1巻も発売になってます。今の所、コミック版はほぼ原作通りに進行していますので、コミックを読んだ方が理解しやすいかと。

| シアン | 2009/01/06 15:37 | URL | ≫ EDIT

1ヶ月も返信遅れて申し訳ありません…!
シアンさんの好みがしっかり反映されたランキングだなあと思いましたw
綾崎ハーマイオニー好きとしては「おと×まほ」は気になってたんで読んでみようかなあ。「SH@PPLE」は1巻読んでけっこう面白かったので、そのうち2巻にも手を出してみようかと思ってます。まずは今ある積み本を崩さないとw
以前お勧めされた気がする「けんぷファー」は漫画版1巻を読んでみて、とりあえず漫画版2巻待ちという感じです。
とりあえず今年もラノベについても色々書き散らしていこうと思いますのでよろしくお願いします。既に2月ですがw

| カーム | 2009/02/07 00:55 | URL | ≫ EDIT

お待ちしてました

 返事どうもです。
>シアンさんの好みがしっかり反映されたランキングだなあと思いましたw

 そうですね。「アスラクライン」を除いて特定分野ですからね。

>綾崎ハーマイオニー好きとしては「おと×まほ」は気になってたんで読んでみようかなあ。

 かなり設定が無茶苦茶なんですが、かなり楽しめますよ。実はドラマCDが最高なんです。1巻のキャラクターが分かれば楽しめますので、予算があればこちらもオススメ。
 
>「SH@PPLE」は1巻読んでけっこう面白かったので

 基本的に2巻以降も似たような雰囲気で進行しますよ。3月20日に、5巻が発売予定になってます。

>以前お勧めされた気がする「けんぷファー」は漫画版1巻を読んでみて、とりあえず漫画版2巻待ちという感じです。

 覚えてましたか。とにかく原作の発売ペースが早いのが特徴。なんせ、平均3ヶ月周期で発売せれています。今月に9巻、しかも来月も発売があります。
コミック版2巻は3月23日発売予定になってますよ。2巻で恐らく原作1巻分ぐらいでしょうか。

| シアン | 2009/02/07 21:59 | URL | ≫ EDIT

ああ、またも返信に間が空いてしまい申し訳ない…。
「おと×まほ」はコミカライズ版が出てたのでとりあえず読んでみました。あまりに唐突な始まり方に困惑しつつも、何だかんだで人気が出るのも分かる気がしますw
そして「けんぷファー」も気付けば漫画版2巻が出てたんですねー。今度チェックしてきます。

| カーム | 2009/03/31 17:31 | URL | ≫ EDIT















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