「ハヤテのごとく!」過去編(9) - 誰も望まなかった結末
そんな訳で、過去編も終わりに近づいてきた今週の「ハヤテのごとく!」の感想です。
◇髑髏の化け物
あの棺桶から具現したのは、謎の髑髏の化け物。先週からの流れを考えると、これが「憎悪の王」なのでしょうか。アーたんは衝動のままにハヤテを攻撃し、ハヤテは髑髏の化け物の攻撃を防御するつもりが、結果的にアーたんを攻撃する事になってしまい。自分と戦ってでもハヤテは両親と共に過ごしたいのかと、それはさらにアーたんを怒らせ。
バックステージ(Vol.194)によると
そして、このシリーズが強制イベントな感じというのがということで、ラスボスでないにせよ、ボスなわけですね。「誰か」は誰だろうなあ。
まぁ先週のラストから出てきた髑髏の化け物なわけで
強制イベントなので当然
今はどうあっても倒せない感じです(笑)
いずれ誰かが……
二人は何故戦ったのか。
憎むべき相手はそこにいなかったはずなのに、二人は激突してしまった。それは二人の関係性を壊す決定的なものとなってしまって。
結局、二人の関係を壊してしまったのは何だったのか?
髑髏の化け物は正体不明のボスだけど、すれ違いはそれ以前から起きていた。ハヤテの両親は確かに悪ですが、ハヤテの両親が悪でなければハヤテとアーたんは出会っていなかった。
二人の関係を壊した決め手は、やはり前回ハヤテが発した禁断の言葉、「アーたんにはお父さんもお母さんもいないから」この一言でしょう。それをハヤテは「罪」と呼んだ訳ですね。
◇別れの時
ハヤテとアーたんの激突は、剣が壊れたことで終結します。髑髏の化け物が消えたのは、剣が壊れた事によるものか、時間によるものか。
アーたんの衝動的な怒りは髑髏の化け物によるものかと思いましたが、その化け物が消えた後、アーたんは「あの台詞」を口にしてしまいます。
「もういい!! だったら勝手にしろ!! もうお前なんか…!! ハヤテなんか…!!」

「ここから……!! 出て行けばいいんだ――!!!!」
二人は、「幸せ」を急ぎすぎたのかもしれない。
ハヤテはアーたんと今すぐにでも外の世界で暮らしたかった。
しかしアーたんはハヤテを二度と両親と関わらせたくなかった。
その方が、二人とも幸せになれると信じていたから。
そう。
二人とも、自分が思う二人の幸せのために動いたはずだった。
しかしそれが、すれ違いを生んでしまった。
二人が描く「幸せのかたち」は微妙に異なったものだったから。
その結果、二人とも望んでいない結末が訪れてしまった。
アーたん側の事情を知らないハヤテがあの言葉を言ってしまった事が悪いかどうかというと、悪いとは言い切れないですが、ハヤテは今でもあの言葉を悔やんでいるのではないでしょうか。
この「出て行けばいいんだ」発言は、これまたナギと対比なのかもしれません。ナギ同様短絡的に言ってしまった言葉とはいえ、今回の「出ていけ」は「この城から」の意味でしょうから、状況としては違うのですが。
ここまでの過去編で、アーたんは現在時制の「ナギ+マリアさん」と対比されるキャラでした。ナギのときはマリアさんが「いいんですか?」と声をかけてくれて、アーたんは自分で「これでいいわけがない」と落ち着いた。マリアさんと対比される部分を内包していると言えます。
しかし、ナギは屋敷の外へ追いかける事ができるけれど、アーたんは城の外に出る事ができない。これが致命的な違いだったのですね。
◇もう届かない声で
落ち着きを取り戻したアーたん。
しかしハヤテはこの部屋にはもういない。
「天球の鏡」は、姿は映せても、声を聞くことは出来ません。
ハヤテが親にどう言いくるめられたのか、それをアーたんは知らなかった。それも今回の衝動的な怒りに繋がってしまったのでしょう。しかし、どんなにそれを悔やんだとしても、時既に遅く、アーたんの声ももうハヤテには届かない。
アーたんは、再びこの城に一人になってしまった。
自分の名前を呼んでくれる存在を再び失ってしまった。

「なまえをよんで」は、もう、叶わない。
長く続いてきた過去編も次回で終わりということですが、もうハヤテはロイヤル・ガーデンに入る事はできないんだろうなあ。ロイヤル・ガーデンという場所の謎、そして何故アーたんがあの場所にいるのか。それら全てが明かされる日は、大分後になるかもしれません。
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過去編を通して見ると、現在時制との整合性において引っかかる部分はあるものの、おおむね納得できる展開だったかなと。
あとはアーたんが現在で出てくるかどうかだ。内外の時間の進みの差は、ミコノス島のタイムリープで乗り越えると言う事で、是非GW編で出てきて欲しいものですが…。
≪過去編関連≫
□「ハヤテのごとく!」過去編(8) - 感情の爆発
□「ハヤテのごとく!」過去編(7) - 訪れない未来
□「ハヤテのごとく!」過去編(6) - 過去の接点
□「ハヤテのごとく!」過去編(5) - 帰るべき場所
□「ハヤテのごとく!」過去編(4) - 名前と居場所
□「ハヤテのごとく!」過去編(3) - 神さまの真似事
□「ハヤテのごとく!」過去編(2) - 交わされる契約
□「ハヤテのごとく!」過去編(1) - アーたんとの出会い
□「ハヤテのごとく!」アーたんについて整理してみる
| ハヤテのごとく! | 22:30 | comments:4 | trackbacks:0 | EDIT






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