「ハヤテのごとく!」過去編(5) - 帰るべき場所
まだ聞いてませんが、校歌なのに歌うのがハヤテ・ナギ・マリアさん・ヒナギクなのか。マリアさん、心は今でも高校生なのですね、わかります。
毎週長々文章を書いてますが、一応記事内で触れたいものは全部触れるスタンスなので。よろしければ今週もお付き合いくださいませ。
◇正義の味方の最終兵器
アーたんにより鍛えられていくハヤテ。現在のハヤテを構成するものの多くは、アーたんによって形作られていったんですねえ。掃除スキルやら、人間離れした強さやら。
さて、アーたんは「勇気だけでは目の前で泣いている人を守る事はできないわ。戦う力を備えていなくては…」と言っています。
「目の前で泣いている人」として想定されているのはやはりアーたん自身なのかな。前回「ずっと一緒」を誓った二人ですから、アーたん以外を想定しているとは思えない、というのもありますが。
そして正義をなすための王の剣、「白桜」。正義の味方の最終兵器。
バックステージ(Vol.190)によれば、これはシンボリック(象徴的)なものとだけ受け取れば良いらしく。これが正義の象徴であり、「白桜」が「黒椿」に匹敵する以上、ヒナギクとアーたんの対比なのかなあ。前々から言われていた「正義の味方と悪の女王」ですね。
はくおう、という読み方は…もう突っ込まなくていいかな、うん。
◇終わりへの予兆
黄金に輝く日々。
アーたんに隙ありとばかりにキスするあたり、ハヤテは積極的ですね。この後アーたんとの確執を経て、ハヤテは女の子が苦手になる訳ですが…。
さて、天球の鏡で母を見ていたハヤテ。
先週は「視点」の観点から「知っている人を直接見る訳ではない」と予想したわけですが、この描写だと母を直接見ているのだろうか。それとも天球の鏡は「その人と視線を合わせることができる視点」からその人を見る機能を有しているのだろうか。
ロイヤル・ガーデンから外に出ることは可能だそうですが、
ハヤテ「出られるの?」外に出る事ができるのはハヤテだけで、この城の主たるアーたんは外に出る事ができないと解釈できますね。理由は謎ですが、時間の進み方が違う事も考慮に入れておく必要があるでしょうか。
アーたん「当然じゃない。出られるに決まっているでしょ?ハヤテは…」
終わりへの予兆。
それは、ハヤテがもう一度家族と会うこと。
そこでアーたんがハヤテに望んだのは、「すぐに帰ってくる」こと。「戻ってくる」ではなく「帰ってくる」。ハヤテがロイヤル・ガーデンに戻ってきてくれることと、ロイヤル・ガーデンを「帰るべき場所」と考えてくれることと言い換えてもいいかもしれません。
ハヤテにとって帰る場所は本当の家であることを分かりつつも、自分と共に住むこのロイヤル・ガーデンを家と考えてほしいのでしょう。自分の名前を呼んでくれる存在がいないのは、もう嫌だから。

「必ずすぐに帰ってくるよ。すぐに…」
そして、ハヤテは外の世界へ戻ります。アーたんは「天球の鏡」でハヤテの様子を逐一チェックできる訳で、これが「甲斐性」の話に繋がってくるのかもしれませんね。
内側は夜だったのに、外側は昼。一晩寝てから出発したのか、時間のずれを示唆するものなのか…。
◇助けを求める少女の声
外に出たハヤテを待ち受けていたのはいいんちょの助けを呼ぶ声でした。バックステージを読む限りでは、この直前に瀬川家編を持ってきたことには意味があるようで。その上で読み返してみると、171話の瀬川父による過去回想のいいんちょと着ている服が同じですね。
それにしてもなぜ泉は助けを求めているのか?
10年前の泉を襲ったピンチとは……!!
この漫画をよく読んでいる
記憶力の良い人だけは少しビックリできる絶体絶命の
ピンチで引きつつ……
いまいちピンと来ませんでしたが、瀬川家編をここに持ってきたことを踏まえるなら、思い当たる節は170話でいいんちょの部屋にあった、1つだけボロボロのぬいぐるみ(人形)あたりでしょうか。

外れると怖いので、突っ込んだ考察(というか妄想)は無しの方向で…。
ところで、ハヤテはいいんちょの前に現れたわけですが、ここは何処なんでしょうね。ロイヤル・ガーデンとガーデン・ゲート(白皇学院時計塔)との関連を考えると、白皇学院敷地内の可能性が高いとはいえ、年齢的にいいんちょはまだ白皇に入っていないはずですし。
◇甲斐性問題
さて、これまでのアーたんがらみの回想を思い起こしてみると、まだ未解決のシーンがいくつかあるわけです。その中でも一番大きいのが「甲斐性」の問題。ハヤテと他の誰かがくっつかないための「枷」の一つですね。

88話を見れば分かるように、少なくともこの「甲斐性」の話がある限りハヤテが誰かと付き合う可能性は低い(※)。そして、ヒナハムの二人と生徒会メンバーはそれを知っているということで、過去編においても非常に重要な要素の一つなはずです。
(※)157話(15巻6話、西沢さんとの夜の学校話)を見ると、甲斐性問題がどこまで効力を有しているのかは疑問ですが。ハヤテがこの話の中でしている仮定と今回の「一度目」は関係が無いので、高校に通い続けていれば西沢さんの告白をOKしていたことを示唆しています。もっとも、通い続けていれば西沢さんの告白があのタイミングで起こることはありませんでしたが。
過去編でまだアーたんの甲斐性に関する話は出てきていません。そして、これから「甲斐性」のシーンにスムーズに繋がる展開をどうも想像できないんですよね。そもそもあの「甲斐性」の話は、今の二人の関係、そしてこれからの関係(ずっと一緒)とは噛み合わない気がします。
そうなると、今回のいいんちょが甲斐性話のトリガーなのかも。「余計な事をせずに」と言われているけれど、何だかんだでハヤテはいいんちょを助けるでしょうから。甲斐性話の回想を見る限り、これが確執後に別れる時のやり取りとは思えないので、いいんちょを助けた後、別れを言いに行く前に一度戻るのかもしれません。
思ったより長く続きそうな過去編。
いいんちょのピンチとは何なのか、甲斐性の話にはどのように繋がるのか。まだまだ過去編は続きます。
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正直、あまり予想していなかった展開。
この後どうなるのかいまいち予測がつきませんな。
□「ハヤテのごとく!」過去編(4) - 名前と居場所
□「ハヤテのごとく!」過去編(3) - 神さまの真似事
□「ハヤテのごとく!」過去編(2) - 交わされる契約
□「ハヤテのごとく!」過去編(1) - アーたんとの出会い
□「ハヤテのごとく!」アーたんについて整理してみる
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| ハヤテのごとく! | 22:36 | comments:3 | trackbacks:0 | EDIT






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