2008-04-13 Sun
■ 「ハヤテのごとく!」勘違いから出た誠メッタ刺し
思い返せば、「ハヤテのごとく!」という物語はそこから始まった。
一人の少女が、ある少年の言動を告白と勘違いした。そこから始まる二人の勘違いと誤解の積み重ね。一つの勘違いがなくなれば、それを起爆点として残りの勘違いも連鎖して全て消える。多くの誤解が一気に崩れれば、押し寄せる感情の波も大きくなる。
この連鎖反応の勢いは、さながら爆弾のよう。爆弾が爆発した後に、そこに残るのはいかなる感情だろうか。今の二人の関係は良好だけれど、一寸先は闇なのだ。
さておき、ハヤテはこうして勘違いからスタートしている。
先日、HDD整理と総括執筆用を兼ねてアニハヤの最初のほうを見ていたのだけれど、そこにあったのは、自分が心底嵌った物語への入り口だった。ナギとハヤテ。二人の間にある誤解。
アニハヤに対する意見は否定的なものが多いけれど、原作への入り口を作る役割を果たしたことは間違いないんじゃないかな。
…アニハヤがどこで道を間違えたのか、それはまた別に検証する必要があるでしょうけど。
◇一つの伏線の回収
虎鉄という男がいる。
ヒナ祭り編で登場した、いいんちょこと瀬川泉の執事。ハヤテ扮するハーマイオニーに一目惚れし、その正体が男であることに激怒。それを薄っぺらな愛だとナギに諭された結果、同性愛者へと変貌した男である。
そして虎鉄に関して、バックステージVol.97ではこんな記述が。
そして、今回のシリーズに初登場だった虎鉄ですが名字やその他のプロフィールが意図的に隠された瀬川家の執事。本編中だけなら誰もそうは思わなかったでしょうが、バックステージでこんな思わせぶりな表現をされた事から、虎鉄はその後とある議論に顔を出す存在になりました。
とりあえず細かいプロフィールは伏せておきます。特に苗字は。
そのうち使う予定になっているので。
それが、姫神に関する議論と、ハヤテの兄に関する議論。
つまり、可能性は薄いとしながらも、あまりに思わせぶりなバックステージの表現から、虎鉄の名字が姫神とか綾崎である可能性を捨てきれなかったのです。
そして、170話で虎鉄の名字がいよいよ明かされました。

虎鉄君の本名はね、瀬川虎鉄っていうんだよ♥
虎鉄君はそういう教育のために執事をしている…
泉の双子のお兄ちゃんなのだ♥

これは驚きです。
意外というか、ほとんどの人が考えもしなかった可能性ではないでしょうか。
あの思わせぶりな表現の結果がこれか、と若干残念に感じる人もいるかもしれませんが、先ほど引用したバックステージの表現を見る限り、それは我々ブロガーの深読みしすぎだった気がします。
ハヤテブロガー界隈は深読みしまくりな人が揃ってますから(自分含む)、たまにこういう事があってもおかしくないと思いますし、それでガッカリするのは違う気が。
こういったバックステージの情報公開を種にして議論に花を咲かせることができるのはハヤテ界隈くらいだと思いますし、これからも積極的に議論していきたいところです。
さて、結局虎鉄の名字を隠していた意味は何なのか、という話ですが、それが今週の話です。二人の双子設定を上手いこと使ってくれた話でした。今後この双子設定が生かされることがあるのかは疑問だけど、今週の話だけでも十分面白かったじゃないか!
◇勘違いは連鎖する
シラヌイによるいいんちょの携帯強奪、高尾山ハイキングによるいいんちょ置いてけぼりといったパーツを上手く使って描かれている今回の瀬川家編。
前半のいいんちょメイド服とかいいんちょぱんつとかはまあさておきとして、先週から今週にかけての部分について少し触れておきたいなと。軽く流れを振り返っておきます。
・泉父「この男(ハヤテ)は一体誰かね!」
・花菱「お宅のお子さん(虎鉄)が、本気で愛している人です」
・泉父「うちの子(泉)がお前を好きだというのは本当か!?」
・ハヤテ、泉「(虎鉄の事と思い)えっと…まぁ本当かな…?」
・泉父「お前はうちの子(泉)のことをどう思っているんだ!」
・ハヤテ「(虎鉄に)好きとか言われても気持ち悪いし迷惑だ」
以下、ハヤテが火に油をどぼどぼ注ぐ。
なるほど、虎鉄の名字を隠しておいたのはこの為か…!
虎鉄の性癖を知らない泉父が、「男であるハヤテを好きになるのは女である泉」という判断をするのは当然ですし、逆にハヤテやいいんちょ側からすれば、虎鉄の過剰なまでのハヤテラブを知っていて、いいんちょフラグには全員気づいていない以上、父の言う「うちの子」が虎鉄であると思うのも仕方が無い。
そこに生まれた、綺麗な勘違いの連鎖が面白い。
父からすれば、「泉がハヤテのことを好きというのは本当か」という問いに娘本人が「本当」と答えたように見える訳で、そりゃあ先週の溺愛っぷりを見れば怒るだろうなあと。
花菱・朝風両名の火種もさることながら、ハヤテの油の注ぎっぷりも凄い。
「泉さんのこと…許してもらえますか?」ですもん。読者にすら分かりづらい表現だったというのに、いわんや泉父をや。
ここでハヤテは「泉さんが携帯を持っていなかった事を許してあげてください」と言いたい訳ですが、そりゃあ父からすれば「泉さんとの仲を許してもらえますか」に聞こえるわな。
更に重ねて「僕が責任を取らなくてはいけない過ちを犯した」と言う辺りはわざとらしいくらいですが、一応今週の3ページ目で「僕が責任を取って」とモノローグで言っているし、これがこの漫画のデフォルトだし、ハヤテが言うと違和感ない。ふしぎ。火に油を注ぐってレベルじゃねーぞ。
そして、これにも触れておかねばなるまい。

↓

ウソから出た誠めった刺し。
まあウソというか勘違いではありますけども、まだフラグ段階でしかなかったいいんちょ→ハヤテベクトルを、いいんちょ本人が意識してしまった。元はいちモブキャラでしかなかったいいんちょがハヤテを取り巻く混沌としたn角関係に参入してしまうのか!?
ウソから出たハヤテめった刺し→カシミアのコート…じゃなくて執事服がボロボロに→先日の巻頭カラーで公開された新執事服へと違和感無く移行という展開でしょうか。
ちなみに今回の一連の瀬川家編で一番面白かったのはもちろん「そんなかわいいメイド服なら…僕も家で思わず着てみたいですよ」。久々に秀逸なオチでした。
そしてこのタイミングでマリアさんは下田での約束を思い出しています。
これらが意味する事とは…!?
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毎週は無理ですが、ぼちぼち感想を再開したいなということで。
感想の書き方忘れてるなあ…考察っぽい文章になってしまった。
アニメ総括も近々アップするつもりです。1週間前に下書きは終わってるはずなんだけど…おかしいなあ…。
そもそもこの記事も木曜には下書き終わってたはずなのに、気づいたらマリカーやってたんだよなあ…おかしいなあ…。ハンドル楽しいよハンドル、Wi-Fi楽しいよWi-Fi。
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| ハヤテのごとく! | 15:44 | comments:12 | trackbacks:0 | EDIT






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