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かけがえのない大切な場所「まほらば」

独特な世界観で多くの人を惹きつけた「まほらば」。
その最終巻である12巻が発売されました。

まほらば(12)

どこにでもある風景のようで、どこにもない風景。
それは「鳴滝荘」での生活のほんの一部。

最終巻の感想です。
12巻の感想の前に、同時発売した「まほらば白」について少し。

まほらばイラスト&4コマ集 「まほらば白」

12巻より薄いのに、重さは12巻の2倍くらいするこの本。
カバーを取っても魚子のようにつやつやな表紙が。

中身は4コマ(単行本に収録されたもののカラー版が多い)と、
今では見ることの出来ない過去のカラーイラストが中心。

こういうファンブック的なものを買うのは初めてなんですが、
この内容で1000円なら安いと思います。
「まほらば」が好きになった人には是非お勧めしたい本ですね。
ファン必携アイテム。


さて、以下は本編12巻の感想。
11巻のラストから12巻にかけて一気にスピードアップしましたね。
しかし非常にすっきりとした読了感でした。


58.「餞」


「餞」なんて言葉を聞くのは月がLを殺した直後以来です(ぉ
灰原が鳴滝荘の住人となるその経緯が語られた話。
今まで影が薄くほとんど見せ場がなかった灰原ですが、
ここに来てようやく見せ場です。

梢の父親としての、そしてジョニーではなく「灰原」としての土下座。

まほらばの特徴のひとつに、「絵で語る」というものがあります。
とにかく絵で魅せるのが上手い。
土下座した灰原の左手でひしゃげるジョニー…

その灰原は、確かに「父親」でした。


59.「簡単なこと」


白鳥が自分の気持ちを整理する話。
最終回へ向けての準備段階といった感じ。
自分の、梢への気持ちをしっかり確認します。


60.「いつも」


梢の人格たちが梢の存在に気づき、人格統合を受け入れたという話。

実体を持たない朧な存在、というのは不安なものです。
そして、人格統合によってその存在はどうなってしまうのか。
それでも彼女たちは再び「蒼葉梢」という人間として生きる事を選びます。

「最後」という言葉は「別れ」の意味。
今の形として、ということは、
あるいはその後どうなるのか予想してたのかもしれませんが。

自分が自分でいられなくなるかもしれない。
それでも、白鳥と一緒にいたい。
そんな梢の中の人格達の気持ちが描かれています。


61.「いつまでも」


「いつも」そして「いつまでも」。
この話が実質的な最終回です。

梢の中の人格たちが白鳥と最後の時を過ごす話。
それは別れであり、そして約束でした。
彼女達は、誰かが覚えていなければ消えてしまう存在だから。
最後にその確かな存在を脳裏に焼き付けて。

そして、人格が統合された梢。
その中には確かに、彼女達の面影がありました。
白鳥に抱きつかれた梢に表れた棗。
彼女達は今でも、梢の中に存在しているのです。


最終話.「まほらば」


最後はエピローグ、後日談的なお話。
最後に作品名である「まほらば」をタイトルに持ってきました。
今まで出てきたサブキャラのその後や名前が明らかになったりも。

梢の中の別人格が、白鳥との間に子供として肉体を持ちました。
彼女達はついに別々の「一人の人間」として歩んでいく事に。

今再びここに集った住人たち。
ここは鳴滝荘。
住人達が出会い、別れ、そしてまた再開した場所。

ここが、「まほらば」。


最後は、単行本の裏表紙でおなじみのこの言葉で締めくくりましょう。

One has distress.
Another got hopeless longing.
There, accept such sorrow,
Our precious treasured place
"MAHORABA"

ある者は苦悩を抱え、
またある者は叶わぬ願いを抱く。
そこは、そんな悲しみを受け入れてくれる、
私たちのかけがえのない大切な場所。

「まほらば」

| 漫画レビュー | 22:16 | comments:4 | trackbacks:1 | EDIT

COMMENT

こんにちは。tanabeebanatです。
きれいな物語ですよね。
「まほらば白」存在すら知りませんでした。読まなきゃいけない物、買わなきゃいけない物がどんどん増えていきます(笑)

| tanabeebanat | 2006/08/06 10:31 | URL | ≫ EDIT

コメントありがとうございます!
まほらばは本当綺麗に完結した漫画ですよね。
「白」は既刊を再度読むときに白黒になってしまったページを
カラーで堪能できたりして良いですよ(´∀`*)
そんな自分は「書かなきゃいけない物」が増えてます(ぉ

| カーム | 2006/08/07 00:06 | URL | ≫ EDIT

やばい

やっと1~12巻を読破しました。いい物語です。

蒼はあったのに白が売ってませんでした。でも値段が高いので・・・

鳴滝荘の人達はほんわかですね。みんな梢ちゃんのためを思って集まってきて、梢ちゃんのお相手ができて安心して巣立って行ったと。そしてみなが成長した上での再開。最終話に向けてやや忙しかったですが、それは白の章を読まないといけないのでしょうか。

それにしても、梢ちゃん、四つ子????
これには驚きました。

| うむむ | 2006/08/13 06:11 | URL | ≫ EDIT

おお、読まれましたか。
「白」は記事内にもある通り、イラスト等中心のファンブックで、
数枚、「いつまでも」と「まほらば」の間の書下ろしがあるくらいなので、
白を読まずとも作品を理解するには問題ないでしょう。

「隆士さん」と梢が言っているので二人は結婚しているわけで、
そして子供を産むということは…なんて妄想をするのも一興かとw

| カーム | 2006/08/14 03:53 | URL | ≫ EDIT















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[まほらば] 最終巻(12巻):美しき予定調和

まほらば(12) 作者: 小島あきら 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2006/07/27 メディア: コミック サブタイトルに書いた言葉がすべてといっても過言ではない。これ以上語るのは無粋だということは承知している。しかし、あえて語る言葉を見つけようと思う

| tanabeebanatの日記 | 2006/08/06 22:26 |

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