ハヤテのごとく!における7つの伏線
ハヤテを物語として捉えたとき、重要そうな伏線を集めてみました。
◇姫神
ハヤテの前の執事であったという姫神。
名前だけ出てきている彼は重要な伏線の一つです。
「ハヤテには兄がいる」という設定と合わせて、
ハヤテの兄=姫神なのでは?という予想もちらほら見かけます。

姫神が何故辞めたのかは明らかにされていませんが、
姫神が今後現れた時、各人はどのような対応をするのでしょうか。
特にナギが姫神をどう思っていたのかは重要です。
口では「どうでもいい」と言っていますが…
マリアさん→姫神のベクトルもなくはない…か…?
「姫神君」という呼び方から考えるに同年代くらいでしょうし…
◇帝のペンダント
呪いのペンダントで、暫定最終回2の原因を作ったもの。
このペンダントをつけていれば何百億でも手に入れられるとか。
言ったのが三千院家の長・帝であるだけに、意味深です。

何だかんだでハヤテは今でもペンダントをつけています。
このペンダントの意味は何なのでしょうか。
◇ナギと暗闇
極端なほど暗い所が苦手なナギ。
伊澄がらみの何かしらのエピソードがある様子です。

わざわざ71話でナギの泣いている姿を入れたということは、
これが今後に何かしら影響してくる重要な伏線であるか、
畑先生がロリのパンチラを書きたかったかのどっちかで(ry
◇マリアさんの過去
1巻のプロフィールにおいて、マリアさんは
「現時点ではナギにとって世界で一番大事な人」であると書かれており、
ナギにとってそこまでの存在となる何かが過去にあったはずです。
本当は14話に収録される予定だったような雰囲気ですが、
結局その後も特に語られる事は無く今に至るという…。
マリアさんを拾ったのはおそらくナギの両親。
ナギの両親は数年前に事故で他界しているので、
マリアさんとナギとの関係は両親の死がきっかけだったのでは。
2chで書かれた予想なんですが、これがそれっぽくて好きです。
クラウスはナギよりマリアとの付き合いが長いという事を考えると、
おそらくマリアはナギが生まれる前に拾われたのでしょうし。
これで少し上に書いた「暗闇」の話も意味を持ちますし、
最初はナギのお姉さんキャラだったマリアが、
成長とともに嫉妬を覚える…というのもありえなくはありません。
もし、ナギの親が過去に他界しているという設定がなかったら…?

こうなるんじゃないでしょうか。
そう、読み切りのときの黒い黒いマリアさんは、
その設定が無い頃に描かれた、本編のパラレルワールドだったのです!
◇ヒナギクの過去
ハヤテと最も似た過去を持つヒナギク。
雪路とともに8000万円と言う莫大な借金を返したのなら、
その話を聞けばハヤテにも何か得るものはあるはず。
同時に、ヒナがハヤテと同じ境遇だったと知れば、
何かしらの心境の変化は起こると考えられます。
普通の高校生が簡単に8000万円を手に入れる事は出来ません。
今のような環境に至るまでの経緯は重要な伏線の一つです。
今の義父・義母にもらわれるまでの設定も出来ているらしいので、
いずれ本編でも描かれることでしょう。

この「人」という、少し突き放した言い方の理由も、
その時に語られるのかもしれません。
まだ義父と義母の事を受け入れられていないのでしょうか…。
◇ミコノス島
ゴールデンウィークに起こることが決定している未来のイベント。
作中現在(2月下旬)から4月下旬までに起こる出来事を、
ある程度予想できる重要なイベントです。
前回の記事であまり触れなかった「RADICAL DREAMERS」について、
軽く考察しておきたいと思います。
・旅行のプラン
前回の考察では見落としていた事なんですが、
ハヤテは「RADICAL DREAMERS」の3ページ7コマ目において、
「アテネ」に関する本を傍らに置いて落ち込んでいます。

西沢さんたちと一緒でないにしろ、アテネは行く予定があった。
予想通り、2グループの行動は繋がりがあるという事だと思われます。
「一緒に決めた」のか「片方に付いていくため」なのかは不明ですが…
・過去へのタイムスリップ
ナギは「日本で暮らしてた期間のほうが短い」と言っています。
マリアさんを17歳と仮定すると、10歳で白皇に入学した事から、
マリアさんが9~10歳の時までミコノス島にいた可能性が高いです。
するとナギは5~6歳となり、過去のナギの外見とほぼ一致するので、
ハヤテは8年ほど前にタイムスリップしたと考えられます。
同じく8年前にあったパーティー(19話)のナギと比較すると、
顔の作りからも、大体同時期と推測でき、やはり8年程度前だと思われます。
そうなるとその頃ソニアは11~12歳なのですが、

どう見ても11~12歳には見えません。本当に(ry
63話のハヤテの必殺技と、マフィアを倒す時の描写が一致しているので、
ハヤテがミコノス島へ(4/30)
↓
タイムスリップ、必殺技でマフィアを撃退(過去)
↓
ソニアの父、日本へ行きフグの毒で死亡(過去)
↓
ソニアの復讐、ハヤテ必殺技習得(2/3)
というような、非常に複雑な構成となっています。
まあ時間軸を扱うとほぼ例外なくややこしい事になるんですけどね。
◇爆弾
解決される時は、物語的に大きく前進するか、
あるいは終わりが近い事を示すであろう最後の伏線。
ハヤテが屋敷にいるという現在の状況は、基本的に
・「ナギ→ハヤテ」の「恋心」
・「ハヤテ→ナギ」の「借金」
の2つのベクトルによって成立している状況です。
暫定最終回2のように、「ナギ→ハヤテ」が揺れると、
何かとんでもない事が起こってしまうのは確実です。
また、ハヤテが借金を完済するようなイベントが起これば、
ナギが「ハヤテが離れてしまうのではないか」と思うかもしれません。
「ハヤテ→ナギ」が揺れた事で、何かナギがアクションを起こすかも。
これを考えると帝のペンダントがまた意味を持ってくるでしょう。

勘違いが生んだ2つのベクトル。
忘れがちではありますが、この物語の根幹は、
この二人の誤解であり、そして二人の成長なのです。
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魔法先生ネギま!の14の伏線のハヤテ版みたいな位置付けで。
まさか書いてるうちにこんなに長くなるとは思いませんでしたけどw
□畑先生バックステージ、今週も更新。
外伝について書かれています。「奇妙な三角関係」が興味深いです。
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| ハヤテのごとく! | 21:27 | comments:10 | trackbacks:3 | EDIT
>◇帝のペンダント
そりゃアレですよ。
のちに姫神が同じペンダントを「忘れ物だ」とナギにうっかり渡したりとかして、ハヤテの正体にナギが気づくという伏せry
| アブミ | 2006/05/03 22:03 | URL | ≫ EDIT