今日は2月14日…そう、
バレンタインデーです。
世界に誇る日本企業が年に一度、か弱い乙女心を後押ししてくれる唯一のイベントです。
今週のサンデーには「ハヤテのごとく!バレンタインデーポストカード」という、
ナギがチョコをくれるポストカードが付録としてついています。
1年前には
「鉄鍋のチョコレート包み」を作っていたナギ、成長したなぁ…(ホロリ)なんて思いつつ裏面最下部を見てみると。
「食べたらだいぶHP減りますよ♥」と、マリアさんが一言。
このチョコの中には一体何が…また隠し味に
マ○レモンでも入っているのでしょうか…
さて、そんなポストカード。欄外に使い方の解説が書いてあります。
「このカードをチョコ1個としてカウントしましょう。今年は何個目ですか?」
………。さて、本編はバレンタインデーなんて関係なく進みます。ちょうど1年で1ヶ月ペースとは流石に遅すぎやしないかと思ってしまいますが…。
今週は伏線とか色々詰め込んだ感じです。読み応え抜群の1話でした。
◇下田を訪れる目的
さて、冒頭がいきなり伊澄とその母親・初穂の温泉シーンからスタート。
伊澄ママ・初穂。これでも31歳。
雪路の方が若いなんて…信じられます?
さて、意味深なこの温泉シーンで気になる事は2つ。
・紫子姉さまって誰?初めて出る人名です。姉さまと言っていても、名字が鷺ノ宮とは限らないので、あえて予想するなら
ナギの母親が本命ですかね。
その根拠は単純で、今回は
ナギの親に関する話が初めてまともに出てきた話だからです。ナギの親に関する話って今までほとんど無いんですよね。
その紫子姉さまがハヤテと凄く似ているというのなら、ハヤテと血縁関係のキャラの可能性もあります。
ハヤテとナギが親戚だった…なんて展開も現実味を帯びてきたのかもしれません。
・伊澄と初穂が、ナギが下田に来る事を知っていた初穂「今頃…ナギちゃんも下田かしらね~」鷺ノ宮家と連絡は取っていないでしょうから、ナギが下田に来る事を前々から知っていたことになります。
ナギが下田に来る真の目的を伊澄も初穂も知っていて、それは毎年のことであり、温泉とは無関係な、ナギが下田を訪れる真の目的。
最有力は
ナギの両親の墓参りでしょうか。マリアさんの「ちょっと特別な旅行」という台詞からこの予想はありましたが、やはり本命っぽい気がします。
ナギとマリアさんの過去に関わる話がこの隕石温泉編の裏のテーマなのかもしれません。
あと、今週は伊澄のひいおばあさんにあたる銀華も登場しますが、その際に帝との関係性が垣間見える台詞を残しています。
こちらはちょっとした伏線くらいにしか捉えられませんが。
しかしロリ銀華強かったですねえ…想像以上。
電柱を使うところから
シスターのポジションが完全に食われた感はありますが、実際シスターよりロリ銀華のほうが人気出そうな気はします…。
◇ナギの母親
西沢さんの自転車は西沢さんのお母さんが高校入学祝いで買ってくれたものらしいです。
その自転車が、
高校に初めて行く時にブレーキが壊れていて、それが結果的にハヤテとの出会いに繋がるという
運命的な自転車。
西沢さんの
「あなたにだってお母さんくらいいるでしょ?」という台詞に複雑そうな顔をし、そこで降りる事にしたナギ。
もちろんお母さんからの心こもったプレゼントを傷つけてはいけない、という気持ちもあるでしょうけど、やっぱり辛かったんだろうなあ。
ナギの両親に関しては「数年前に事故で他界」という情報しかないので、これ以上の推測は出来ませんが…。
しかしこのシーンは上手いです。
よく考えると、
この台詞を言えるのはメインキャラでは西沢さんしかいないんですよ。
マリアさんはもちろん、伊澄、咲夜、ワタルといったナギの昔からの友人も、ナギに母親がいないことを知っているでしょう。
ハヤテは知らないかもしれないけれど、聞いちゃいけないことだと察したのか触れていない。
ヒナギクはナギのお母さんについて知っているかどうかは分かりませんが、ヒナの本当のお母さんは失踪している訳で、こんな台詞を言えるわけが無い。
普通の温かい家庭で普通に育った西沢さんだからこそ、この台詞が言える。ナギの過去話に踏み込むきっかけとして非常に上手い構成だと思います。
いや、まだ踏み込むと決まったわけではないですが、何かしら母親に関するイベントが下田であるのでしょう。
◇ヒナギク(の友人)の恋愛相談
「いきなり殺し屋に狙われるなんて事はないでしょ。」という台詞から、ヒナギクがいかに常識的な集団の中で生活しているかがわかりますね。
さて、ヒナギクとマリアさんの恋愛相談。
ヒナギクの中では既に答えが出ていたようで、そして、マリアさんはそれを信じて進めとアドバイスした訳ですから、ヒナギクがハヤテ争奪戦に参加するのは必至です。
マリアさんは既にヒナギクの話である事を気付いているでしょう。やはり全てを知っているのはマリアさんなのです。
ちなみに、心の中で
「でもマリアさんも恋愛経験無いんだよね…」と突っ込みを入れながら読むのが正しい読み方です。
色恋沙汰には弱い完璧生徒会長たち。
◇縮まる二人の距離
ジュースを買ってナギの所に戻った西沢さん。
しかしそこにまた現れた殺し屋達…そりゃあ、自転車なんだから、一度撒けただけでも凄い訳で…。
体力が底を尽きかけ、いよいよ大ピンチ。
狙われているのは自分なのに、西沢さんを巻き込むわけにはいかない…そう思うナギですが、それでも西沢さんは諦めない。
物分かりが悪くて、あきらめも悪いから。
だから諦めない。
命を懸けて自分を助けようとしてくれている西沢さん。そんな西沢さんを見て、ナギにも心動かされるものがあったようで。
そして絶体絶命の局面。
そこでナギはあの時と同じように心の中でハヤテを呼び、そしてそれに応え現れたハヤテ
と電柱。
個人的には読みきりの時みたいに叫んでくれた方が好きなんですけども、まあそういう細かい事はいいです。
命懸けで自分を守ってくれた西沢さんに心を開くナギ。ナギが西沢さんを呼ぶ時は相変わらず「ハムスター」のようですが、西沢さんはこれから「ナギちゃん」に変わるんですかね。
この漫画は呼称に拘っているだけに、非常に重要なエピソードだと思います。
これからの二人の関係がどのように変わっていくかはまだ分かりませんが、二人の間の距離は確実に縮まったのです。
「宿敵」と書いて「とも」と読むような、そんな関係になった二人。依然恋のライバルでもあるとはいえ、その関係はこれまでよりずっと微笑ましいものになると思います。
ま、ハヤテを取り巻く恋愛関係は、
これから更に混沌としていく訳ですが…。
------------------------------
毎週、記事タイトルが一番悩みの種です。
どうもタイトルを付けるのが苦手なんですよね。あと考察や感想を短くまとめるのも苦手です。うーん、精進せねば…
本当はバレンタイン関係で何か書きたかったんですけども、サンデー発売と被っちゃいましたからね。まあ試験前だから結局書けなかった気はしますが。
□
ヒナギク様へ愛を込めて~LOVEヒナ~ヒナギク一筋なタカヒナ二号さんのバレンタイン特集。

あ、
褒め言葉ですよ?(どこがだ
いやはや、流石ヒナギクファンブログだなぁとw
その心意気、凄いです。
最近のヒナギク人気は凄まじいですが、ここまでやった方はそうはいないでしょう。
その後チョコは自分で食べたのでしょうか…
リアルな痛チョコにならないようにお気をつけください。
□
ハヤテのごとく!カレンダー(ついでにパロディ元ネタ解析)おなじみハヤカレさんに、単行本10巻の特典がまとめられています。
とらのあなは近くに無いのでともかく、アニメイトとゲーマーズは行かねばなるまい…2冊買うの初めてだよ…。
10巻のレビューは…できれば16日に上げたい所ですが、16日は帰りが遅いので、17日になるかもしれません。
□
まんが家BACKSTAGE - 畑健二郎来週が楽しみで仕方なくなるような言葉が。やはりナギの過去話なのかな?
別に隕石温泉編が来週で終わるという訳ではなく、先週・今週・来週がまとめて1話分、って事だと思います。
そして、バックステージを見て
未だにDVDの全プレ出してない事に気付いたという。慌てて今日出してきましたよ、ええ。
あー危なかった。当日消印有効じゃなかったら終わってたよ…何とか間に合ったと信じたいです。うん。