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ツギハギだらけの物語

連載開始時から「ワンピに似てる」と言われ、
最初は独自の設定をどう生かしていくかなどと少しは期待されたものの
特に盛り上がる事もなく掲載順は徐々に降下し、
ついに今週のジャンプ32号で「ツギハギ漂流作家」が打ち切られました。


少しこの作品を紹介しようと思ったんですが、
先日発売した単行本第1巻のAmazonに素晴らしいレビューがあったので、
そちらを引用させていただきますと
この作品は、最近流行の『コラボレーション』を取り入れた画期的な漫画だ。
例えば、ニンテンドーDSで『ジャンプスーパースターズ』が発売されたのは記憶に新しい。
では、あれを漫画の中でもやったら、どうなるだろう?
あの有名ヒーローやヒロインが、あたかも一堂に会したような漫画があったら……?
そんな夢を擬似的に叶えてくれたのが、この『ツギハギ漂流作家』なのだ。
例えば、主人公はONE PIECEのルフィに、相棒はサンジに、上司はナミに似ている。
また、敵役にはNARUTOの我愛羅、大蛇丸が見事にインスパイヤされているし、
脇を固める人物も、、H×Hのシズク、ムヒョの今井さん、謎の村雨くんなどが導入されているのだ。
さらには、ドラゴンボールのコラボとして『フュージョン』も健在だ。
ONE PIECEの道化のバギーとウソップが融合したような人物が仲間になるサプライズ!
まさに、古今東西の漫画作品を『ツギハギ』して作られた、ジャンプ読者必読の書!
実に的確なレビューです。
これこそ、この漫画が「ツギハギ」たる所以なのです。
まあ評価は5点満点中1点ですけどね。


同時期連載開始の「メゾン・ド・ペンギン」とはいつの間にか大差が。
今週の「銀魂」でもネタになっていましたが、
正直「ペンギン」の方が先に終わると思ってました。
流石ジャンプ、先の読めない展開です。

そして、やはり先の読めない「ツギハギ漂流作家」の最終回は、
犬好きと猫好きが殺し合うという、実にオリジナル要素満載な展開でした。

鶏をごちそうするという話を自分が殺されると勘違いし恩人を殺したりと、
要所要所で素晴らしい感動ストーリーを挿入。
ツギハギながらも少しずつファンを集めていたのかもしれません。
ファン層の9割は後期「タカヤ」と被りますが。


そんな「ツギハギ」の作者、西先生の巻末コメントは以下の通り。

「短い間でしたが読んでくれた方々本当にありがとう!!いつか漫画家と名乗りたい<公平>」

どうやら漫画家じゃないのに連載していたようです。
そりゃあ打ち切られるのもしょうがないじゃないですか。
今度はツギハギだらけじゃない漫画になるといいですね。


一方、他作品の名シーンをツギハギして人気を集める作品もあります。
そう、「太臓もて王サーガ」です。
同じツギハギなのに、一体どこが間違っていたんでしょうね。
多分主人公がルフィだったあたりからそもそもの間違いでした。

そんな今週の「太臓もて王サーガ」。
先週の次回予告に「さらなるTo LOVEるを巻き起こす」とありましたが、
本当に「To LOVEる」ネタを投入してきました。

taizou_200632.jpg

来ました触手ネタ。
まあパロにするならこれほどインパクトの強いシーンは無いでしょうが、
阿久津が触手ネタの対象というのがまた…w


そういえば今週の「To LOVEる」では美柑が11歳だと判明
ララ、春菜に続く第3のヒロインとして登場するには少々厳しいですが、
11歳であの小悪魔っぷりはもう流石としか言いようがありません。

まぁ、つまるところ。

taizou_200632_02.jpg

今、時代は妹なんですよ、きっと。

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キョンの妹とか…桂家の妹の方とか…ね?(何

ツギハギ漂流作家(1)
太臓もて王サーガ(3)
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| 週刊少年ジャンプ | 21:48 | comments:5 | trackbacks:1 | EDIT

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