「神のみぞ知るセカイ」ちひろ編も相変わらず面白かった
積みラノベが15冊くらいあります。こんばんは。
これだけあれば感想記事でネタには困らなそうなものですが、インプットする時間が足りません。あと本棚のキャパがいよいよ限界でどうしたものか。
さて、「神のみぞ知るセカイ」の話です。
ハクア編が終わり、次の攻略対象は誰だと思っていたら、なんと。その相手は新キャラではなく、クラスメートでエルシィとも仲が良い小阪ちひろでした。これには桂馬もびっくり、僕もびっくりでした。
しかも桂馬、そのちひろに「気持ちわる~い」とバッサリ斬られ、更には他の男への告白シーンを目撃してしまう…という、大分ハードルの高いスタート。
告白に失敗し落ち込んでいたはずのちひろはあっさりと次の男に衣替え。桂馬に悪口勝負で勝利し「ゴキブリ」の称号を与えます。
桂馬も現実に生きる少年。そりゃショックを受ける事もあるでしょう。そんな訳でゲームの世界に現実逃避。結果、ほとんど食事を取らず倒れます。
FLAG.6と似たような展開ですね。エルシィによる教訓「現実の腹ごしらえも大切だ」は忘却の彼方…というよりは、嫌な記憶を封印したのか。
しかし今回のちひろ編、そこで手を差し伸べるのはエルシィじゃありませんでした。そこで桂馬に手を差し伸べたのは──

一人目のヒロイン、高原歩美でした。
思わぬキャラの再登場。これは嬉しい。歩美可愛くなったなー。
「私に轢かれるよ。」という台詞といい、桂馬に対しての付き合い方といい、何故か桂馬が気になっちゃうあたりといい、ど真ん中ストライク過ぎて困る。
一方本筋のちひろ攻略編。「心のスキマを埋めればいい」ということで、ちひろの恋愛を成就させるべく桂馬が頑張ります。
しかしちひろは時々桂馬の事をじっと眺めるだけで、やる気なし。桂馬はちひろのそんな態度に苛立ちを覚えます。そして。
桂馬「今日お前は告白して成功する。それで、ボクとお前の付き合いは終わりだ!」
ちひろ「告白…やめよっかな──」
ふ、フラグじゃないか!
「ボクとお前の付き合いが終わ」るのがいやだから「告白やめ」ようとしてるんじゃないか…とは読者だから言える事。
ちひろを自分の攻略対象として見ている訳でもなく、ましてちひろのユータくんへの告白を成功させる事だけを考えている今の桂馬には、ただ不真面目なだけにしか映らず。
結果的に今回も、桂馬が駆け魂を出す事になる訳ですが…。
「なんか、光ってる人に憧れちゃうのさ。憧れてる間は、私も一緒に光ってる気がして…たまにアホらしくなるけどさ…」
「現実には限界があるのよ!! 私がやる気になったからって、かのんちゃんみたいなアイドルになれると思う!?」
『光ってる人』のフレーズ、そしてかのんの話題。偶像から、自ら光り輝く星になったかのんのエピソードを経ているからこその台詞にグッと来ます。
「自分には絶望していない」「望めばなんでもできる」と、桂馬もいいですね。ある意味一番リア充なのかもしれんね。リアルに絶望してるくせに。
そして解決後の教室での一幕…バンドをはじめたちひろの台詞。

「自分の人生、いつも私がボーカルだ!! ヘタでも私が歌わないとね!!」
いい台詞だなあ。
今後の「神のみ」で、少しずつでもいいからちひろのバンド活動が進んでいったりしたら面白そうだなと思います。
今回のシリーズは、桂馬が現実について考えるシリーズとのこと。いつか桂馬も、自分自身が現実の誰かに恋し、そして思い通りにならず四苦八苦する展開が来るのでしょうか。
そんな訳で、実に面白かったちひろ編。
相変わらず5話でコンパクトにまとまっているのが良いですね。今後もテンポ良く、気持ちよく話を進めていってほしいものです。
□「神のみぞ知るセカイ」ハクアかわいいです
□:: HoneyDipped | 11/11:FLAG28「雨の日と月曜日は」 ::
□:: HoneyDipped | 11/18:FLAG29「たどりついたらいつも雨ふり」 ::
□:: HoneyDipped | 11/25:FLAG30「雨がやんだら」 ::
□:: HoneyDipped | 12/2:FLAG31「10%の雨予報」 ::
□:: HoneyDipped | 12/8:FLAG32「Singing in the Rain」 ::
ちひろ編のタイトルは「雨」がらみの曲名がチョイスされてるんですね。
それにしても、ヒロインの「登場場所」の概念や、桂馬以外の男キャラのやる気のなさといい、方向性が明確で分かりやすくて素晴らしいです。
これだけあれば感想記事でネタには困らなそうなものですが、インプットする時間が足りません。あと本棚のキャパがいよいよ限界でどうしたものか。
さて、「神のみぞ知るセカイ」の話です。
ハクア編が終わり、次の攻略対象は誰だと思っていたら、なんと。その相手は新キャラではなく、クラスメートでエルシィとも仲が良い小阪ちひろでした。これには桂馬もびっくり、僕もびっくりでした。
しかも桂馬、そのちひろに「気持ちわる~い」とバッサリ斬られ、更には他の男への告白シーンを目撃してしまう…という、大分ハードルの高いスタート。
告白に失敗し落ち込んでいたはずのちひろはあっさりと次の男に衣替え。桂馬に悪口勝負で勝利し「ゴキブリ」の称号を与えます。
桂馬も現実に生きる少年。そりゃショックを受ける事もあるでしょう。そんな訳でゲームの世界に現実逃避。結果、ほとんど食事を取らず倒れます。
FLAG.6と似たような展開ですね。エルシィによる教訓「現実の腹ごしらえも大切だ」は忘却の彼方…というよりは、嫌な記憶を封印したのか。
しかし今回のちひろ編、そこで手を差し伸べるのはエルシィじゃありませんでした。そこで桂馬に手を差し伸べたのは──

一人目のヒロイン、高原歩美でした。
思わぬキャラの再登場。これは嬉しい。歩美可愛くなったなー。
「私に轢かれるよ。」という台詞といい、桂馬に対しての付き合い方といい、何故か桂馬が気になっちゃうあたりといい、ど真ん中ストライク過ぎて困る。
一方本筋のちひろ攻略編。「心のスキマを埋めればいい」ということで、ちひろの恋愛を成就させるべく桂馬が頑張ります。
しかしちひろは時々桂馬の事をじっと眺めるだけで、やる気なし。桂馬はちひろのそんな態度に苛立ちを覚えます。そして。
桂馬「今日お前は告白して成功する。それで、ボクとお前の付き合いは終わりだ!」
ちひろ「告白…やめよっかな──」
ふ、フラグじゃないか!
「ボクとお前の付き合いが終わ」るのがいやだから「告白やめ」ようとしてるんじゃないか…とは読者だから言える事。
ちひろを自分の攻略対象として見ている訳でもなく、ましてちひろのユータくんへの告白を成功させる事だけを考えている今の桂馬には、ただ不真面目なだけにしか映らず。
結果的に今回も、桂馬が駆け魂を出す事になる訳ですが…。
「なんか、光ってる人に憧れちゃうのさ。憧れてる間は、私も一緒に光ってる気がして…たまにアホらしくなるけどさ…」
「現実には限界があるのよ!! 私がやる気になったからって、かのんちゃんみたいなアイドルになれると思う!?」
『光ってる人』のフレーズ、そしてかのんの話題。偶像から、自ら光り輝く星になったかのんのエピソードを経ているからこその台詞にグッと来ます。
「自分には絶望していない」「望めばなんでもできる」と、桂馬もいいですね。ある意味一番リア充なのかもしれんね。リアルに絶望してるくせに。
そして解決後の教室での一幕…バンドをはじめたちひろの台詞。

「自分の人生、いつも私がボーカルだ!! ヘタでも私が歌わないとね!!」
いい台詞だなあ。
今後の「神のみ」で、少しずつでもいいからちひろのバンド活動が進んでいったりしたら面白そうだなと思います。
今回のシリーズは、桂馬が現実について考えるシリーズとのこと。いつか桂馬も、自分自身が現実の誰かに恋し、そして思い通りにならず四苦八苦する展開が来るのでしょうか。
そんな訳で、実に面白かったちひろ編。
相変わらず5話でコンパクトにまとまっているのが良いですね。今後もテンポ良く、気持ちよく話を進めていってほしいものです。
□「神のみぞ知るセカイ」ハクアかわいいです
□:: HoneyDipped | 11/11:FLAG28「雨の日と月曜日は」 ::
□:: HoneyDipped | 11/18:FLAG29「たどりついたらいつも雨ふり」 ::
□:: HoneyDipped | 11/25:FLAG30「雨がやんだら」 ::
□:: HoneyDipped | 12/2:FLAG31「10%の雨予報」 ::
□:: HoneyDipped | 12/8:FLAG32「Singing in the Rain」 ::
ちひろ編のタイトルは「雨」がらみの曲名がチョイスされてるんですね。
それにしても、ヒロインの「登場場所」の概念や、桂馬以外の男キャラのやる気のなさといい、方向性が明確で分かりやすくて素晴らしいです。
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| サンデー・マガジン | 23:54 | comments:3 | trackbacks:1 | EDIT